11月になり、肌寒く感じる日も出てきましたね。「受験って1月から始まるよな」と漠然と思っている人もいるかもしれませんが、実はもっと早い段階で大学受験は始まっているんです。
今回は年々受験者が増えている傾向にある「総合型選抜入試」についての特集です。
「ああ!あの簡単な入試でしょ?」と思っている人もいるかもしれませんが、実はそこには大きな落とし穴があります。
モチベーションアカデミアの松尾教務主任に「総合型選抜」に、インタビューしてきましたので、総合型選抜を検討している皆さんは参考にしてみてください。
Q1.総合型選抜とは、どのような入試なのか教えてください。
モチベーションアカデミア教務主任 松尾祐輝(出身:東京大学 文学部 哲学専修課程)
総合型選抜というのは、「その名の通り」ということで言えば、受験者を「総合的に」評価する入試方式のことです。
おなじみの一般入試の場合、ここ最近の "大学入試改革" の影響で少しずつ変わっているところはあるんですが、それでも「学力」が中心に問われることはこれまでと同じです。
一方で総合型選抜は、「もっと受験生のさまざまな面を見て、評価しよう」ということで、学力に限らず、例えば受験生の「思考力」や「表現力」を見るために「小論文」や「プレゼンテーション」が課されたり、受験生がこれまでどんな経験をして、これからどう活躍しようとしているかといった「受験生がどんな人間であるか」を見るために、「志望理由書」の提出や「面接」が課されたりします。
Q2.総合型選抜では「学力」は問われないのでしょうか?
いえ、実はそういうわけではないんです。
これは大学・学部にもよるんですが、多くの総合型選抜で、入試の「出願要件」に「評定平均4.0以上」などの基準が設けられていたりします。
つまり、科目の勉強の手を抜いてしまって、学校での成績が良くないと、総合型選抜にも響いてしまうんです。
また、これも多くの大学で課される「小論文」の評価を上げるには、「国語」の力は必須です。
総合型選抜を受験する人の多くは、"もしも" に備えて一般入試の受験も見据えて準備する場合が多いということもあるので、科目の勉強はこなした上で、総合型選抜の対策を進めることが大切です。
Q3.総合型選抜に向いているのは、どのような人でしょうか?
総合型選抜でいちばん求められるのは「私は大学、そして社会に出た後、どんな活躍をしたいか」を、自信を持って、具体的に語れるかどうかになります。
小論文の書き方や面接での話し方など、入試内容に合わせた対策はなんとかなる部分も多いです。
でも、"あなた自身がこれからどういう人生を歩みたいか" ということについては、最終的には自分自身の手で見つけ出すことが必要です。
大学側は、総合型選抜を通して、「この人はどんな人なんだろう」「うちの大学に入って、どんな活躍してくれそうかな」を確認します。
そういう点から、「自分はこれをやりたい!」ということが明確な人ほど、向いているということになります。
Q4.明確な目標がないと総合型選抜入試を受けるのは厳しいのでしょうか?
最終的には明確な目標を見つけたいですが、これまでモチベーションアカデミア(以下、モチアカ)で総合型選抜で合格していった先輩の中には、はじめは明確な目標を持っていなかった人もたくさんいます。
モチアカには、自分の知的好奇心を広げる「わくわくBased Learning」や、自分がまだ気づいていない面白さに触れるきっかけにもなる「モチゼミ/キャリアセミナ ー」、「i-Community」などさまざまな機会があります。
「今はたいして熱中することとかないな」という人は、まずは足しげくいろんな機会に飛び込んでみることです。「自分ってこういうことが好きなのかも」という発見に出会えることもあります。
Q5.一般受験より総合型選抜の方が簡単という人もますが、本当でしょうか?。
ここまでの話でなんとなく分かるかもしれませんが、決して「簡単」というわけではありません。
科目の勉強と並行して、自分のキャリア像を描いたり、研究活動やプロジェクトなどを進めたりする必要があるので、忙しくなることもしばしばです。
でも私としては、総合型選抜で求められている、自分のキャリア像を描く、そしてその目標に向かって、学校で決められた勉強にとどまらず熱中するということは、皆さんの人生にとってとても大きな意味があると思っています。
「とりあえず大学に行くか」という状態で大学に進むのと「これをやりたい!」という思いがあって大学に行くのとでは、私自身の経験からいっても、大学生活の充実度合いがまったく違います。
入試の可能性も広がって、かつ入学した後の可能性もぐっと広がる、そんな "一石二鳥" のチャンスとして、総合型選抜を活用してもらいたいなと思います。
Q6.総合型選抜の準備として、まず最初に何から始めれば良いでしょうか?
まだ特に対策をしていないという人は、まずは担任の先生に相談してみることをおすすめします。
科目の勉強のように分かりやすいものではないからこそ、担任の先生と今後の準備の進め方について相談してみてください。
総合型選抜の対策は、早ければ早いほど有利になります。
早くから総合型選抜を意識しておくことで、それだけ自分のこれからのキ ャリアについてさまざまな経験をする中で考えを深め、また自分自身思いっきり活動をすることができます。
Q7.最後に、これからの受験生に向けて一言
「自分の生き方、将来どう活躍したいかについて考える」というのは、それだけ聞くととても大きい話で、「そんなことを言われても」と思ってしまう人もいるかと思います。
そんな人は「最終的にはそうなりたいよね! 」というところは見据えつつ、まずは「自分が好きだと思うことに熱中してみる」ことからかなと思います。
でも、「ただゲームをやるだけ」ではもったいない。
せっかくゲームをやるなら、ゲームを一つの切り口として、例えば「ゲームの仕組み」や「ゲーム産業について」など、調べてみると面白そうなことはいろいろありそうです。
大切なのは、ただ何かを「受け身になって消費する」のではなく、「自分から調べ、考えて、新しい何かを生み出そうとする」という気持ちです。
モチアカには、それをサポートする環境がととのっていますから、ぜひモチアカを使い倒してもらえればと思っています。
モチベーションアカデミアは、「総合型選抜(AO)入試」に真正面から挑む塾です。
「対話型授業」を通して明確な志望理由を形成し、面接や小論文試験、集団討論に重要な思考力と表現力を養います。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校に「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。
【動画】やる気を高める指導 モチベーションサポートの様子
本動画では、モチベーションアカデミアの最大の特徴であるモチベーションサポートの様子をを紹介します。
独自のやる気対応診断「BRIDGE」で明らかになった「行動タイプ」毎に、モチアカの講師がどのようなコミュニケーションを取っているのか、ぜひご覧ください。
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