立教大学文学部自由選抜入試の対策法をプロが伝授

立教大学文学部自由選抜入試の対策法をプロが伝授

立教大学文学部の自由選抜入試の受験を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。

立教大学の自由選抜入試は、学部・学科ごとに様々な出願要件が用意されています。この記事ではその中でも、文学部の自由選抜入試の概要や対策ポイントをご紹介します。

※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。

1. 文学部自由選抜入試の内容

立教大学文学部自由選抜入試の実施内容は、次の通りです。

■定員について

多くの学科で定員は「若干名」となっています。参考までに、2021年度入試での合格者数をそれぞれかっこ内に記しています。なお、教育学科の合格者数が0名になっていますが、そもそも志願者数自体が2名でした。後述するように、教育学科が出願要件が厳しく、志願者数が少ない状態になっていると思われます。

  • キリスト教学科・・・若干名(5名)
  • 文学科英米文学専修・・・10名程度(15名)
  • 文学科ドイツ文学専修・・・若干名(9名)
  • 文学科フランス文学専修・・・若干名(7名)
  • 文学科日本文学専修・・・若干名(5名)
  • 文芸・思想専修・・・若干名(9名)
  • 史学科・・・10名程度(23名)
  • 教育学科・・・若干名(0名)

■出願資格について

※出願資格の詳細については、必ず公式Webサイトを確認してください。

≪キリスト教学科≫
  • 高3の1学期までの全体の評定平均が3.8以上であること。
    (既卒生については、「高校全体」の評定平均)
  • 次の「方式Ⅰ」「方式Ⅱ」のいずれかに該当すること。
    方式Ⅰ・・・次のA・Bの条件をすべて満たす者。
     条件A:課外活動や文化・芸術分野の活動で実績があることなど
     条件B:英語など外国語の検定試験のいずれかを受験し、スコアを提出できる者。
    方式Ⅱ・・・英語の検定試験のいずれかで、一定以上のスコアを取得している者。
≪文学科_英米文学専修≫
  • 高3の1学期までの全体の評定平均が4.0以上であること。
    (既卒生については、「高校全体」の評定平均)
  • 英語など外国語の検定試験のいずれかで、一定以上のスコアを取得している者。
≪文学科_ドイツ文学専修 / フランス文学専修≫

※この2専修については、「勉学に強い意欲があること」の他には、特に出願要件は設定されていません。

≪文学科_日本文学専修≫
  • 高3の1学期までの全体の評定平均が3.8以上であること。
  • 高3の1学期までの国語の評定平均が4.0以上であること。
    (既卒生については、「高校全体」の評定平均)
  • 英語など外国語の検定試験のいずれかで、一定以上のスコアを取得している者。
≪文学科_文芸・思想専修≫
  • 高3の1学期までの全体の評定平均が3.8以上であること。
  • 高3の1学期までの国語の評定平均が4.0以上であること。
  • 高3の1学期までに、地理歴史・公民から合計6単位以上を習得し、その評定平均が4.0以上であること。
    (既卒生については、「高校全体」の評定平均)
  • 英語など外国語の検定試験のいずれかで、一定以上のスコアを取得している者。
≪史学科≫
  • 高3の1学期までの全体の評定平均が3.8以上であること。
  • 次の資格のいずれかに該当すること。
     資格Ⅰ・・・世界史B、日本史B、地理Bのうちいずれかを4単位習得し、その評定平均が4.5以上である者。
     資格Ⅱ~Ⅵ・・・歴史能力検定や、読書感想コンクールでの入賞など
  • 英語など外国語の検定試験のいずれかで、一定以上のスコアを取得している者。
≪教育学科≫
  • 高3の1学期までの全体の評定平均が4.0以上であること。
  • 英語の検定試験のいずれかを受験し、スコアを提出できること。
  • 英語以外の外国語の検定試験のいずれかで、一定以上のスコアを取得していること。

■一次選考について

文学科の「ドイツ文学専修」と「フランス文学専修」の2専修以外のすべての学科・専修で、出願書類による書類選考が行われます。

≪主な出願書類≫
  • 志願票
  • 志望理由書(2,000字程度)
  • 調査書
  • 検定試験資格証明書
  • 活動報告書 / 証明書類

※学科・専修によって、提出が求められる書類に一部違いがあります。

■二次選考について

二次選考は試験場で実施され、学科・専修ごとに実施内容に違いがあります。

≪キリスト教学科 / 文学部_日本文学専修, 文芸・思想専修 / 史学科≫
面接試験
≪文学科_英米文学専修≫
英作文試験
 L英語の問題文が与えられ、それについて英作文課題が出題されます。
面接試験
≪文学科_ドイツ文学専修 / フランス文学専修≫
外国語総合試験
 Lドイツ語・フランス語の語学力(読解・文法・語彙)を測るとともに、ドイツ語。フランス語の読解力と、日本語による論理的構成力・表現力を測る総合問題が課されます。
面接試験
≪教育学科≫
小論文試験
 L教育・社会に関するテーマの小論文課題が課されます。
面接試験

2.文学部自由選抜入試の対策ポイント

ここからは、そんな文学部自由選抜入試のポイントについてご紹介します。

学科によっては様々な出願要件があることに注意!

上にまとめているように、文学部の自由選抜入試では、学科・専修によって出願要件に大きな差があります。実質的に出願要件がないドイツ/フランス文学専修がある一方で、全体の評定平均に加え、各教科の評定平均基準、さらには各検定試験のスコア基準まで要求される学科もあります。教育学科では、英語以外の外国語(フランス語やドイツ語など)のスコアが必須となっており、かなり厳しい条件です。文学部自由選抜入試の受験を検討している場合は、高校での科目履修や成績、そして検定試験の計画的な受験を漏れなくこなしていきましょう。

ただし、出願要件が特段ないドイツ/フランス文学専修ですが、二次試験ではそれぞれの外国語の試験が課されるため、いずれにせよ外国語能力は必須です。二次試験に向けた対策として、それぞれ独検や仏検にチャレンジしておくのがよいでしょう。

「なぜその学科なのか」にこだわって志望理由を準備!

また、文学部自由選抜入試では、各学科・専修に明確に分かれて出願する分、「なぜ特定のその学科を志望するのか」をはっきり言語化することが重要です。フランス文学専修や史学科など、それぞれ特徴的な学科・専修となっているため、自分のこれまでの経験・きっかけを踏まえて、なぜその学科を志望するのか、その学科での学びを通してそれを将来どのように活用したいのかについて、明確に言語化できるようになっておきましょう。それが、志望理由書や面接の対策となります。

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