立教大学コミュニティ福祉学部の自由選抜入試の受験を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。
立教大学コミュニティ福祉学部はどんな学部?
GMARCHと呼ばれる関東の難関私立大学群の一つとしても有名な立教大学のコミュニティ福祉学部は、地域社会やコミュニティにおける福祉の向上を目的とした学びを提供する学部です。学科はコミュニティ政策学科と福祉学科の2つの学科があります。
立教大学コミュニティ福祉学部の学科1:コミュニティ政策学科
立教大学コミュニティ福祉学部のコミュニティ政策学科では、格差や少子化、空き家・廃校問題、過疎化、災害、多文化共生といった現代社会が抱える諸問題にアプローチします。
持続可能な市民社会をつくるために、地域の人びとのリアルな問題意識から出発し、解決策を模索します。活動のフィールドは国内外の多岐に渡ります。
立教大学コミュニティ福祉学部の学科2:福祉学科
立教大学コミュニティ福祉学部の福祉学科はソーシャルワーカーの養成に力を入れています。
「社会福祉士」と「精神保健福祉士」という国家資格の取得をサポートしており、生活に何らかの困難を抱える人々に対する支援をしたいという学生の目標を後押ししています。
コミュニティ福祉学部の学生が通うのは埼玉県にある新座キャンパスです。立教大学は池袋キャンパスの方が人気を集めがちですが、新座キャンパスにも独自の魅力は多数あります。
たとえば、新座キャンパスの図書館は国連世界観光機関(UNWTO)寄託図書館となっており、観光関係図書を多数所蔵しています。
また、メディアセンターには学生が自由に利用できる学内PCが約1000台備えられています。他にもガラス張りの学生食堂や、カフェメニューも楽しめる「木かげ」、室内競技用のアリーナ5面を備える体育館、競泳用の国内基準プールとして公認されているセントポールズ・アクアティックセンター、ユリの木ホール、立教学院聖パウロ礼拝堂(チャペル)など、学習・文化・スポーツを楽しむための充実した環境が整っています。
立教大学コミュニティ福祉学部の学習内容
地域福祉の向上: 地域社会の福祉サービスの充実を目指し、地域住民のニーズに応じた支援策を考えています。具体的には、地域コミュニティの強化や福祉サービスの利用促進などが含まれます。
社会的孤立の解消: 高齢者や障がい者など、社会的に孤立しがちな人々に対する支援や、地域でのつながりを促進する方法について関心があります。地域内の人々が互いに支え合える仕組みの構築が目指されています。
多様性とインクルージョン: 様々な背景を持つ人々が共生できる社会の実現を目指し、多文化共生やジェンダー平等、障がい者支援などのテーマにも取り組んでいます。
地域活性化: 地域資源を活用した地域活性化や、地域経済の振興にも関心があります。地域住民が主体となって地域を支える仕組みを考えることが重視されています。
このように、立教大学のコミュニティ福祉学部は、地域社会の現実的な問題に対して多角的にアプローチし、持続可能な福祉社会の実現を目指しています。
これ以外にも、研究成果をまとめる上で必要となるデータ分析法の授業や、リサーチデザインの授業なども開講されています。また、専門的な演習科目も充実しています。興味がある方は立教大学のシラバスから、開講されている科目を調べてみてください。
立教大学コミュニティ福祉学部の総合型・推薦入試制度はある?
立教大学コミュニティ福祉学部は、学部・学科ごとに様々な出願要件が用意されています。この記事ではその中でも、コミュニティ福祉学部の総合型選抜ともいえる「自由選抜入試」の概要や対策ポイントをご紹介します。
※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。
立教大学コミュニティ福祉学部 自由選抜入試の内容
立教大学コミュニティ福祉学部自由選抜入試は、次の内容で実施されます。
■立教大学コミュニティ福祉学部 自由選抜入試の定員について
コミュニティ政策学科:10名程度
福祉学科:10名程度
スポーツウエルネス学科:15名程度
■立教大学コミュニティ福祉学部 自由選抜入試の出願資格について
※出願資格の詳細については、必ず公式Webサイトを確認してください。
- 高校第3学年1学期までの全体の評定平均値が3.5以上であること。
(または、個別の入学審査により、それに準ずると認められること) - 英語検定試験のいずれかを受検し、スコアを提出できること。
- ケンブリッジ英語検定
- 実用英語技能検定(英検)
- GTEC
- IELTS(Academic Module)
- TEAP
- TEAP CBT
- TOEFL iBT
- 次の資格Ⅰ~Ⅴのいずれかに該当すること。
資格Ⅰ...高校在学中に、スポーツの分野で都道府県レベル以上の大会において、ベスト8以上の成績を収めた者。団体競技の場合は、ベスト8の成績を収めたチームで、指導的役割を果たした者、またはレギュラーもしくはそれに準ずる選手として活躍した者。
資格Ⅱ...高校在学中に、文化・芸術の分野における都道府県レベル以上の大会・コンクールなどで上位に入賞した者。
資格Ⅲ...高校在学中に、継続的・主体的なボランティア活動、校内・校外活動あるいは海外活動をし、かつ、その活動においてめざましい実績を挙げた者。 ※高校の授業として行われた活動は対象としない。
資格Ⅳ...特別支援学校高等部(在籍3年以上)を卒業する者で、校内・校外活動において継続的・主体的なボランティア活動、障害者スポーツ大会、生徒会等で特筆すべき活動を行なった者。
資格Ⅴ...次の英語資格・検定試験のいずれかに該当する英語の能力に優れた者。
- 実用英語技能検定(英検)...2,300点以上
- GTEC...1,190点以上
- IELTS(Academic Module)...オーバーオール・バンド・スコア5.5以上
- TEAP...309点以上
- TEAP CBT...600点以上
- TOEFL iBT...72点以上
- 英語に関する全国大会、国際大会等(例:英語ディベート大会など)で極めて優秀な成績を収めた者。
■立教大学コミュニティ福祉学部 自由選抜入試の一次選考について
一次選考は、出願書類による書類審査になります。
主な出願書類
- 入学志願票
- 志望理由書(2,000字程度)
- 調査書
- 活動報告書
- 証明書類
■立教大学コミュニティ福祉学部 自由選抜入試の二次選考について
二次選考は試験場で実施され、「面接試験」のみ実施されます。
立教大学コミュニティ福祉学部 自由選抜入試の対策ポイント
ここからは、そんなコミュニティ福祉学部自由選抜入試のポイントについてご紹介します。
志望理由に絡む形で、早期に「実績づくり」に向けた準備が重要
コミュニティ学部の自由選抜入試では、出願要件にて、スポーツ/文化系の大会での優秀な成績や、校内・校外活動、英語資格スコアなど、さまざまな資格条件のうち一つを満たすことが必要になります。どれも一朝一夕に用意できるものではないので、早期からの実績づくりに向けた準備が重要です。また、コミュニティ福祉学部については、比較的に幅広い分野が学べる学部であり、スポーツ活動や校外活動、英語活動などのそれぞれが、何らかの形で、大学以降の学びに関わってくると思われます。実績づくりにおいては、その実績に至る活動が、どのように「志望理由(大学以降の学び、社会に出てからの活動計画)」に関わるかを意識しつつ、準備していくことが重要です。そこがしっかり繋がっていれば、より説得力のある志望理由をつくることができます。
二次試験は面接のみ! 面接対策をしっかり行おう!
コミュニティ福祉学部の自由選抜入試では、二次試験は面接試験のみになります。他学部のように小論文が課されないため、その分面接の重要性が高いのが特徴です。面接では、事前に提出した志望理由書や高校までの実績に関する質問に加え、志望学科に関する内容について考えを述べることが求められることも想定されます。志望理由書などのかたちで「文章」に言語化するだけでなく、それを分かりやすさ・説得力を持って「話す」かたちで伝えられるかが勝負です。第三者を交えて何回も練習し、自然体で話すことができるよう準備を行いましょう。
モチベーションアカデミアは、立教大学の総合型選抜(AO)入試に強い学習塾です。
立教大学の合格を目指すための具体的な目標設定を行い、学習習慣を身につける方法や具体的な勉強の仕方から成績アップの授業まで講師が丁寧に指導します。
「対話型授業」を通して明確な志望理由を形成し、面接や小論文試験、集団討論に重要な思考力と表現力を養います。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校である立教大学から「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。
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