立教大学ってどんな大学?校風や特徴を解剖します

立教大学ってどんな大学?校風や特徴を解剖します

立教大学に憧れがあり将来受験しようと思っています。
様々な学部がありますが、どのようなことが学べるのでしょうか?
また環境や雰囲気なども知りたいです。

立教大学は、文系・理系の様々な分野の学部が存在する私立の総合大学の一つで、毎年多くの受験生が受験する人気の私立大学です。早慶に次ぐ、「GMARCH」と呼ばれる首都圏の難関私立大学群のひとつでもあります。
この記事では、そんな立教大学の校風や雰囲気、各学部の特徴などを詳しくご紹介します! 立教大学に興味のある方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

1. 立教大学の歴史について

立教大学は、1874年にアメリカ聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教が設立した、聖書と英学を教える私塾「立教学校」から始まりました。
建学の精神は「Pro Deo et Patria」です。直訳すると「神と国のために」というラテン語ですが、立教大学はこれを「普遍的なる真理を探究し、私たちの世界、社会、隣人のために」と捉えています。
大学設立当時の日本は、欧米先進諸国に早く追いつくため、教育も「実利主義」の傾向が強く、知識や技術を物質的な繁栄と立身出世の道具とする風潮もありました。
このような時代の流れとは一線を画した立教は、西洋の伝統的なリベラルアーツカレッジをモデルに、現在まで発展してきました。(参考:立教大学HP

2.立教大学の校風・雰囲気

立教大学は11学部27学科10専修1コースと学部数が多く様々なことを学べることから、集まる学生もまた色々で、校風も自由な校風だと言われます。
また、池袋キャンパスと新座キャンパスともにチャペルが設置され、クリスマスシーズンにはクリスマスツリーが出されたり広場で賛美歌や器楽演奏がなされるなどキリスト教の雰囲気が色濃く出ているところも立教大学らしいところです。

3.立教大学のキャンパス

立教大学には2つのキャンパスがあります。

池袋キャンパス(東京都豊島区)

文・異文化コミュニケーション・経済・経営・理・社会・法学部の学生が4年間通うキャンパスです。
アクセスはJR池袋駅西口より大学正門まで徒歩約7分と良好な立地になっています。
キャンパス内には大学のシンボルで東京都の歴史的建造物にもなっている「モリス館」をはじめ、総合体育館や池袋図書館、チャペルなどがあり、文化面での設備も充実しています。

新座キャンパス(埼玉県新座市)

観光・コミュニティ福祉・現代心理・スポーツウエルネス学部の学生が4年間通うキャンパスです。
広大な敷地には、池袋キャンパスと同様に体育館やチャペルがある他、陸上競技場やスタジオ棟など課外活動施設も充実しており、穏やかな雰囲気のキャンパスです。

4.立教大学の学部

立教大学には、文理合わせて11の学部が設置されています。それぞれの学部の特徴などをご紹介します!

■文学部

文学部はキリスト教学科、文学科、史学科、教育学科の4学科に分かれており、文学科は更に英米文学専修、ドイツ文学専修、フランス文学専修、日本文学専修、文芸・思想専修に分かれます。
1・2年次では世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解を身に着けます。
3年次・4年次には「インターンシップ」科目を選択できるようにして、学習と実生活を有機的に結び付けていきます。

■異文化コミュニケーション学部

異文化コミュニケーション学部では、グローバル化する世界の中で必要とされる、複言語・複文化能力を身につけることで文化や言語の多様性を理解し、多様な他者とよりよい関係性を築き、ともに持続可能な未来を創ることができる状態を目指します。
授業は言語科目を中心に少人数制で展開され、立教大学で学ぶ留学生等との意見交換を通して体験的に学習をしていきます。
2年次秋学期の「海外留学研修」を4年間の学びの中に位置づけ、その意義について考えると同時に、自分のキャリアについても意識を高めていきます。
3・4年次にはキャリアについて考える「インターンシップ」の他、「専門演習」を少人数で展開し、学生が自ら選んだテーマで「卒業研究」を完成させるために、深く学ぶ機会が提供されます。

■経済学部

経済学部は、経済現象を国際的視野から分析できる力を養う「経済学科」、政府や自治体などの政策立案・遂行能力を養う「経済政策学科」、企業の会計と財務・金融市場について学ぶ「会計ファイナンス学科」の3学科から構成されます。
少人数教育の「単年度ゼミ」や「インターンシップ」などにより実践的な教育が展開され、公認会計士などの資格取得支援などのキャリア支援も充実しています。

■経営学部

経営学部は経営学科、国際経営学科の2学科から構成されています。経営学科ではマーケティングなどのビジネスの知識を学び、グループワークを通じてリーダーシップを身に着けます。
更に企業を相手にビジネスプロセスを体験できる授業を通し、将来のキャリアについて考えていきます。
国際経営学科では、多国籍の仲間と企業から出された課題を英語で議論、プレゼンすることでリーダーシップを育みます。
また、海外留学や海外インターンシップなど英語力向上に向けたプログラムが充実しているところが特徴です。

■理学部

理学部は、数学科、物理学科、化学科、生命理学科の4学科に分かれています。
それぞれの学問分野において、基礎的な原理・法則・理論を理解し応用することで、自然や社会の現象について理論モデルを設定し、実験を通して実践的にデータを分析、評価していきます。
また、学部共通科目として、自分たちの専門的な知識を多くの人に伝えられるように「サイエンスコミュニケーション」が開講されています。

■社会学部

社会学部は、社会学科、現代文化学科、メディア社会学科の3つの学科に分かれており、1年次からゼミ形式の授業を受け、自身で社会課題を発見します。
2年次・3年次には演習科目を中心に専門科目を履修することで社会調査によって得られたデータの分析法を学習します。
4年次には3年次までに学んだ内容の集大成として学生自身が発見した問題を自分で分析し提言することをめざす「卒業論文」と、社会学的な分析のための理論と方法を広く身につけた成果を示す「卒業研究」の2つのコースが設けられています。

■法学部

法学部は、法学科、国際ビジネス法学科、政治学科の3つの学科に分かれており法学・政治学の素養を基礎として、法曹・行政・企業・ジャーナリズム・政治・NPO・教育など多様な分野でリーダーシップをとり、社会や組織の形成と発展を担うことができる人材を育成します。
1年次からゼミ形式で専門的な文献を使用することで法学や政治学を学習する能力を高めるカリキュラムが特徴的です。

■観光学部

観光学部は、観光学科と交流文化学科の2つに分かれており、観光を「ビジネス」「地域社会」「文化現象」の3つの切り口を軸に総合的に学びます。
観光学科では「観光産業の経営」および「地域の計画」について、交流文化学科では「異文化交流」および「地域の計画」について、専門知識と分析能力を身に着けます。
また異文化交流などを通して現実の諸問題を解決するための総合的な判断能力や、リーダーシップを養います。

■コミュニティ福祉学部

コミュニティ福祉学部は、コミュニティ政策学科と福祉学科の2つに分かれています。
「コミュニティ(社会組織)」と「ウェルビーイング(良き人生、良き生活)」の在り方を考え、新しい福祉社会の構築を目指すための教育が行われます。
東日本大震災以降2021年3月まで、コミュニティ福祉学部は10年間にわたり、各地域の特性に即した住民の方々との交流を行なってきており、学部での学びを社会に結びつけるフィールド型プログラムが特徴です。

■現代心理学部

現代心理学部は、人間のあらゆる営みに関連する人間の心理を、実験や行動観察、調査などから得たデータをもとに統計的に解析していく心理学科と映画、テレビ、写真、演劇など多彩な表現行為の実際と理論的基礎を追究する映像身体学科の2つに分かれています。
心理学科では公認心理師として自立するための臨床実習があり、映像身体学科ではワークショップ形式の授業が数多くあるなど実践的な教育が特徴です。

■スポーツウェルネス学部

スポーツウェルネス学部の学びは以下の3領域に分かれます。
スポーツ科学の知見を総合的に理解しアスリートのパフォーマンス向上のために取り組む「アスリートパフォーマンス領域」と心身のウエルネスに関する専門性やしょうがい者スポーツに関する知見を学び、すべての人がスポーツの価値を享受できる社会を目指す「ウエルネススポーツ領域」と環境問題やサスティナビリティ社会に関する知見をもとにスポーツを通した人間教育を行う力を培う「環境・スポーツ教育領域」です。
また、中学校・高等学校の保健体育教員免許のほか、健康運動指導士(受験資格)、スポーツ指導者・トレーナー関連資格など、スポーツに関する多様な資格が取得可能です。

5. まとめ

立教大学は、学部数が多く多様であり、140年以上の歴史のあるリベラルアーツ教育が特徴です。
また、インターンシップや海外プログラムなど実践的な学習プログラムが充実しており、学生は将来なりたい自分を思い描き、その目標に向かって自律的にそして着実に学び進めることができます。
将来のキャリアや目標が明確に決まっておらず、大学に入って将来をじっくり考えたい学生にとって適した環境です。

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