立教大学法学部の自由選抜入試の受験を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。
立教大学法学部はどんな学部?
GMARCHと呼ばれる首都圏の難関私立大学群にも含まれる立教大学ですが、その立教大学の「法学部」は都心にある池袋キャンパスに拠点を置いています。
法学と政治学の2つの領域をどちらも学べるのが立教大学法学部の魅力です。学科間の垣根が低いため、どの学科の学生も、学部で開講される科目の多くを履修できます。学生は、自身の関心に沿って主体的にカリキュラムを決めることができます。学科の区分としては、法学科・国際ビジネス法学科・政治学科の3つの学科があります。
一方で、特別なコースも設定されています。法学科の「法曹コース」では、弁護士や裁判官などを目指す学生に向けた発展的な演習を受講できます。また、国際ビジネス法学科の「グローバルコース」では、国際的に活躍したい学生に向け、英語で授業が提供されています。
立教大学法学部で学べる内容
立教大学法学部の講義系の科目は、基礎的なものから発展的なものまで、さまざまな分野・テーマの授業が開講されています。ゼミは少人数制を売りにしており、2年次以降はゼミナール(演習)を通して発展的に学ぶことができます。
以下に授業の一部を例として紹介します。
- 憲法: 日本国憲法の基本原理、基本的人権、国の構造などを学び、憲法の解釈や適用についての理解を深めます
- 民法: 契約、物権、家族法、相続法など、私法の基本を学びます。法律行為や法律関係の形成についての理解が求められます
- 刑法: 刑事責任、犯罪の成立要件、罰則など、犯罪とその処罰について学び、具体的な事例を通じて理解を深めます
- 商法: 会社法や取引法など、商業に関する法律を学び、企業の設立や運営、商取引の法律的側面についての理解を得ます
- 国際法: 国際的な法秩序や国際関係における法律の役割を学びます。国際的な紛争解決や国際機関の機能についても触れます
- 知的財産法: 特許法、著作権法、商標法など、知的財産に関する法律を学び、創作や発明の保護について理解を深めます
- 環境法: 環境保護に関連する法律や政策を学び、持続可能な社会に向けた法的枠組みを考察します
- 労働法: 労働者の権利、労働契約、労働争議などについて学び、労働市場の法的側面を理解します
立教大学法学部の魅力:グローバル化に対応した科目・制度
外国語で法律や政治について学べるという点も、立教大学法学部の魅力のひとつです。
「法政外国語演習」では、英語・フランス語・ドイツ語・中国語・朝鮮語を用いて、法学・政治学の授業を受けることができます。先述の国際ビジネス法学科のグローバルコースでは、英語の授業のみで専門科目の全単位を取得することができます。
グローバルコースでは具体的に次のようなことを学びます。
- 「高級ブランドを輸入する際に船舶事故が起きたとき誰が責任を負うのか?」など、外国企業との取引の中で起きる紛争の予防・解決に向けた考え方、交渉の仕方
- 「日本とアメリカの法はどう異なるのか?」
- 「労働・環境・著作権問題など国際ビジネスの最先端で起きる問題についての法的な解決の仕方」
https://lp.rikkyo.ac.jp/undergraduate/international_business_law/global.html
海外研修・留学の制度も充実しており、「オックスフォード・サマープログラム」では、夏期の4週間の期間にオックスフォード(イギリス)で法学や古典学の授業を受けることができます。他にも、シンガポール経営大学法学部との交換留学制度や、西オーストラリア大学への短期研修プログラムなども用意されています。他にも、立教大学が国際交流協定を結ぶ大学であれば留学先に選ぶことが可能です。
立教大学法学部の魅力:5年間で修士号が取得できる「大学院特別進学生制度」
大学の学部入学から5年間で修士号が取得できる「大学院特別進学生制度」も、立教大学が力を入れているポイントです。学部の4年次に修士課程(研究科前期課程)の講義を履修することで、修士課程に進学後、1年で修士号を取得することができます。研究者を志望している学生や、大学院への進学を希望しているけれども同級生から2年後れを取ることが気がかりな学生にはうってつけのプログラムです。
立教大学法学部の自由選抜入試の内容
立教大学の法学部では、学部・学科ごとに様々な出願要件が用意されています。この記事ではその中でも、法学部の自由選抜入試(総合型選抜)の概要や対策ポイントをご紹介します。
※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。
立教大学法学部 自由選抜入試の内容
立教大学法学部自由選抜入試は、高いレベルの出願資格と、立教大学法学部での学びへの意欲を、「書類審査」と「面接」で総合的に評価される試験です。
■立教大学法学部 自由選抜入試の定員について
法学科、政治学科、国際ビジネス法学科、全ての学科合わせて8名程度
■立教大学法学部 自由選抜入試の出願資格について
※出願資格の詳細については、必ず公式Webサイトを確認してください。
- 全体の評定平均3.8以上であること
- 次のいずれかの英語資格や検定を受験し、スコアを提出できること
- ケンブリッジ英語検定
- 実用英語技能検定(英検)
- GTEC
- IELTS(Academic Module)
- TEAP
- TEAP CBT
- TOEFL iBT
※いずれも出願期間の初日から遡って、2年以内に受験したもののみが有効となります。
- 次の条件a~cのいずれかに該当すること
条件(a):高校在学中に、学術・文化・芸術の分野で高い評価を得た者(都道府県レベル以上の大会やコンテストで上位に入賞など)。団体での活動の場合、高い評価を得ることに中心的な役割を果たした者。
条件(b):高校在学中に、スポーツの分野で都道府県レベル以上の大会においてベスト8以上の成績を収めた者。団体競技の場合は、ベスト8以上の成績を収めたチームで指導的役割を果たした者もしくはレギュラーおよびそれに準ずる選手として活躍した者。
条件(c):外国において、外国の学校教育制度に基づく高等教育(10学年以上に相当する課程)で、継続して2学年以上の課程を修了し、かつ、特色のある異文化体験を持つ者。
■立教大学法学部 自由選抜入試の一次選考について
一次選考は、出願書類による書類審査になります。
- ≪出願条件aまたはbで出願する場合≫
-
主な出願書類
- 入学志願票
- 志望理由書(2,000字程度)
- 調査書
- 活動報告書
- 英語資格証明書
- ≪出願条件cで出願する場合≫
一次選考は、出願書類による書類審査になります。 -
主な出願書類
- 入学志願票
- 志望理由書(2,000字程度)
- 調査書
- 修了学年証明書
- 活動報告書
- 英語資格証明書
■立教大学法学部 自由選抜入試の二次選考について
二次選考は試験場で実施され、面接試験になります。
面接では、これまでの活動実績をどう成し遂げてきたのかその動機やプロセスを踏まえて、立教大学入学への強い意思があるかどうかが主に見られます。加えて、高校までで培ってきた基礎学力や社会への関心度合いも見られるでしょう。
立教大学法学部 自由選抜入試の対策ポイント
ここからは、そんな法学部自由選抜入試のポイントについてご紹介します。
高いレベルの「実績」をしっかり言語化することが必要
法学部自由選抜入試では、都道府県レベル以上の実績などが「出願要件」になっているため、当然高い実績を獲得することが必要になります。それに加えて、具体的にどのような実績・役割を果たしたのかを言語化し、「活動報告書」にまとめることが必要です。特に、団体で活動している場合、条件「中心的・指導的役割」を果たしたことが明確に伝わるよう書く必要があります。推敲を重ねましょう。
立教大学法学部に関する深い知識が必要
全ての学部に共通することですが、立教大学を第1志望とし、そこでの勉学に意欲を持つ者が高く評価されます。法学部は、他の大学にもほとんど設置のある学部ですので、それらとの違いや魅力、あるいは学びたい、研究したい具体的な内容まで調べて、記述または面接で話せるようにしましょう。特に、立教大学あるいは法学部にしかない制度やプログラムはマストでチェックするようにしましょう。
モチベーションアカデミアは、立教大学の総合型選抜(AO)入試に強い学習塾です。
立教大学の合格を目指すための具体的な目標設定を行い、学習習慣を身につける方法や具体的な勉強の仕方から成績アップの授業まで講師が丁寧に指導します。
「対話型授業」を通して明確な志望理由を形成し、面接や小論文試験、集団討論に重要な思考力と表現力を養います。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校である立教大学から「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。
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