総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の面接に向けた対策法とは?

AO入試(総合型選抜)基本のキ
総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の面接に向けた対策法とは?

学校推薦型選抜(推薦入試)での受験を検討しているのですが、志望している大学の試験では小論文や面接試験が課されます。
現在、小論文は通信教育で対策していますが、面接の対策をどのように行ったらよいか分かりません。

総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)では面接を課す大学が多いですが、どのように対策すればよいか悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
学校や塾などで模擬面接をする人もいるかと思いますが、それだけでは不十分なことも多い面接対策。
この記事では、面接試験の具体的な対策法についてご紹介します。

1.面接試験では何が問われるのか?

面接で質問されること ーあなたの過去・現在・未来について

面接試験への対策を考える上で、まずはそもそも面接試験ではどういうことを質問されるのかについて整理してみましょう。
面接試験の評価においては、常識的な礼儀作法がなっていることや、コミュニケーションとして受け答えに問題がないかなどが見られることは言うまでもありませんが、やはり一番重要なのは、質問に対して受験者がどのような応答をするか、つまり内容面での評価になります。
大学入試における面接試験では様々な質問が投げかけられます。
大学によって特色ある質問が来ることもあるので、その場合はそれに特化した対策も必要になりますが、基本的なところではどの大学も共通しています。
一言でまとめるならば、面接試験では、あなたの「過去」「現在」「未来」について質問されると言えるでしょう。

〈面接でよく出る質問〉

  • あなたの「過去」について
     「高校時代で一番頑張ったと思うことは何ですか」
     「あなたの経験の中で、これまでで一番困難だったことは何でしたか。そして、それをどう乗り越えましたか」
     「学校での勉強以外ではどのようなことに取り組んでいましたか」
  • あなたの「現在」について
     「あなたはなぜ、当大学の当学部を志望したのですか?」 
     「あなたは志望学部の専門内容に関して、何か関心のあることはありますか?」
  • あなたの「将来」について
     「あなたは大学入学後、どのようなことに特に取り組みたいと考えていますか?」
     「あなたは現時点で、どのような研究をしたいと思っていますか?」

大学側はこのような質問をすることで、単にあなたのこれまでの実績や成果の有無を形式的に評価するのではなく、あなたがどのような強み・弱みを持ち、どのようなことを考えていて、これからどのようなことを成し遂げたいと思っているのかを見極めようとします(単に実績だけを見るなら、書類選考だけで良いわけです)。
そして、それらの「あなたがどのような人であるか」が、大学側の求める人物像や基準に合致すると判断されれば、面接試験においては合格水準の評価を受けられるというわけです。

つまり、面接対策において重要となるのは、大学がどのような人を求めているかを把握した上で、上に挙げたような各質問に淀みなく自信を持って答えることで、それがいかに自分に当てはまるのかを示すことができるようになることです。
大学がどのような人物を求めているかについては、各大学の入試要項などに書かれていますから、それを確認して分析することが必要になります。
その上で実践的な面接対策を積み重ねることが必要になりますが、とはいえ、いきなり実践的な模擬面接などを行なってもスラスラと答えるのは難しいはず。
そこで以下、模擬面接など実際の練習を行う前にこなしておくべきことを2つご紹介します。

2.面接練習の前に① ー「自分史」を描く

これまでの自分を時期ごとに振り返る

まず1つ目にオススメしたいのは、「自分史」を描くということです。
これは単に面接練習に限らず、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)を受験しようと思っているすべての人にオススメしたいものですが、自分のこれまでの人生の各時期で、それぞれ自分はどのような人で、どのようなことを経験し、そこでどのようなことを感じたり考えたりしたのかを表に書き出す...というものになります。

〈「自分史」で整理したいこと〉

自分の人生の各時期に、

  •  どのような人であったか(性格や周りとの関係性、集団の中でポジションなど)
  •  どのようなことを経験したか
  •  経験の中でどのようなことを感じたり、考えたりしたか

〈面接でよく出る質問〉でも挙げたように、面接では、あなたがこれまでどのような経験をしてきたのか、そこからどのようなことを学んだかについてよくきかれます。
そのため、これまでの人生、例えば「小学生のとき」「中学生のとき」「高校生のとき」にそれぞれ自分はどのような人生を歩んできたかについて整理することは、対策として重要なものです。

また、面接において同様によくきかれる自分の「現在」や「将来」についても、過去と独立にではなく、自分がこれまでこういう経験をしてきたからこそ「今こう考えている」や「今後こういうことをしていきたい」というように、過去の経験と接続される形で考えることになります。
それを踏まえても、自分の過去について整理しておくことは非常に重要になるのです。

3.面接練習の前に② ーまずはフランクに話す

まずは自分の考えていることをとにかく話してみよう

自分史の整理もある程度終わり、志望理由や大学入学後の自分の展望についても一通り考えた段階で次にオススメしたいのは、まずは面接などの枠組みにとらわれず、とにかく誰かとたくさん話してみることです。
面接で質問されそうな内容についてある程度考えることができたとはいえ、それをいきなり「面接」本番に近い形式でスラスラと喋るのはまだ難しいでしょう。
まずはかしこまらずに、学校の先生や塾の先生、親御さんなどと面接に関する内容についてフランクに話す場を設けて、自分が「自分史」などを通して考えたことを、実際に言葉にする練習を積み重ねてみましょう。
話していくうちに、自分の中でまだ考えの足りていなかったところや、まだ考えられていなかった点、もしくは、考えは固まっているのにスラスラと説明することができない内容などが明らかになってきます。
そうやって、アドバイスも受けながら対話を積み重ねる中で、徐々に自分の思いを詰まることなく言語化することができるようになってきます。
また本番の面接では、自分が事前に想定していなかったような質問を突然投げかけられることも十分に考えられます。
フランクに話す中で、様々な内容について言語化する練習を積み重ねることで、想定外の質問が来た時にも柔軟に対応することができる力を養うこともできるでしょう。

いかがでしたでしょうか。
もちろん最終的には、模擬面接など実際の練習を積み重ねることが必要になってきます。
模擬面接練習に進むまでに、自分が今どれだけ面接力があるかの現状を踏まえて適切な練習を積み上げ、万全の対策で臨みましょう!

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