現在高校1年生の者です。慶應SFCに魅力を感じて、SFCの総合型選抜(AO入試)の受験を検討したいなと思っています。
SFCの総合型選抜(AO入試)を突破する上での対策としては、どんなことをすれば良いでしょうか?
慶應SFCの総合型選抜(AO入試)は日本における総合型選抜(AO入試)の原点となった入試であり、一朝一夕で受かるものではありません。
そもそも総合型選抜(AO入試)はどんな入試で、どのような人が合格する入試なのかを知ってSFCの総合型選抜(AO入試)突破のためのポイントを考えていきましょう。
1. 総合型選抜(AO入試)はマッチングの入試
AO入試(総合型選抜入試)とはどのような入試なのでしょうか。
一般的には、「実績重視の入試」や「一芸入試」と呼ばれることが多く、入試までにどれだけ実績・スキルを積めるかが重要だと考えられています。
これは、半分正解ですが半分不正解です。
そもそも、総合型選抜(AO入試)が始まった背景から考えてみましょう。
一般入試だけでも定員が大幅にオーバーしている慶應義塾大学がなぜわざわざ手間のかかる総合型選抜(AO入試)を始めたのでしょうか。
一言で言えば、「答えのない問いに立ち向かえる人材」を募集するために始めた入試です。
グローバル化や情報化が急速に進んでいく今日において、社会も目まぐるしく変化しています。
昨日まで正解だった選択が突然不正解になることも珍しくありません。
そんな社会で活躍できる人材を育んでいくためには、単にペーパーテストで「答えのある問い」に答える能力のある学生を取るのではなく、答えのない問いに立ち向かっていける学生を取りたいというものが総合型選抜(AO入試)が始まった背景です。
しかし、「答えがない」からこそ、大学側も全大学共通の客観的なモノサシは存在しません。
そこで、「大学とのマッチング」が重要な判断基準になります。
受験生が大学を求めるだけでなく、大学側も受験生を求める両思いのマッチングしている受験生を合格させるのが総合型選抜(AO入試)です。
2. 総合型選抜(AO入試)に受かる人の特徴はビジョン・その根拠のある人
総合型選抜(AO入試)はマッチングの入試だということが分かりましたが、ではどのような人がマッチングしていくのでしょうか。大まかには以下の4点です。
- 将来何がしたいのか(ビジョン)
- なぜそのようなことがしたいのか
- 今まで何をしてきたのか
- それを達成するために大学をどう使いたいのか
将来何がしたいのかが基準になってマッチングが決まっていきます。
大学は教育機関であると同時に研究機関であり、未来にやりたいこと・解決したい課題を述べることで、大学の意味が出てきます。
しかし、単に「地球温暖化解決」や「貧困解決」のような大きなビジョンを掲げていればいいわけではなく、なぜその考えを持つに至ったかの原体験や、そのビジョンの実現のためにどんな動きをしてきたかが重要になってきます。
「〇〇を解決したい!」と言っている割に、パッと出の問題意識であったり、特に何も行動していない人は発言に真実味がないですよね。
実はこれが、総合型選抜(AO入試)が「実績重視」と言われる一つの側面であり、発言の根拠としての実績が重視されます。
なので、ビジョンが明確ではっきりしていて、かつその原体験とアクションがあり、その解決策として大学での学びを必要としている人がマッチングをすると言えるでしょう。
特に、SFCでは「問題発見・解決」を理念として掲げており、これからの社会で生じる問題を自ら発見し、自ら解決していくような人がマッチングをします。
3. 今からできる総合型選抜(AO入試)対策
以上を踏まえて、今からできるSFCの総合型選抜(AO入試)対策は何か考えてみましょう。
「答えのない問いに立ち向かう力」をつけて、問題発見・解決をしていく「ビジョン」を考えて、「実績」を作っていく必要があるということになります。
そうは言っても、「科目の点数を上げる!」とは異なってなかなか簡単にできるものではないですよね。
なので、受験生になる前から自分の興味を発見するために様々な活動をしてみましょう。
最初は単に気になる講演会に参加するだけでも問題ありません。
様々な情報を収集している内に、様々な分野との出会いがあり、自分自身の「やりたいこと」も明確になってくるはずです。
「やりたいこと」が決まってきたら、ぜひその分野の「課題」を考えてみたり、「こうなったらいいな」を考えてみたりしてみましょう。
その上で、机上の空論で終わらせるのではなく、ほんの少しでもアクションを起こすことができれば、総合型選抜(AO入試)でも言えるような項目が増えてきます。
さらに、アクションを起こしてみるとさらに多くの情報との出会いがあり、自身のやりたいこともアップデートされてきます。
結果として、深みのある志望理由書に繋がっていきます。とはいえ、まずは「総合型選抜(AO入試)に受かるため」ではなく、「自分の本当にやりたいことを探すため」に多く活動していきましょう。
それが自身の良い進路選択に繋がっていき、おまけとして「総合型選抜(AO入試)で受かれるレベル」もついてきます。まずは楽しみながら「やりたいことを探してみる」ことが一番の近道です。
モチベーションアカデミアは、「総合型選抜(AO)入試」に真正面から挑む塾です。
「対話型授業」を通して明確な志望理由を形成し、面接や小論文試験、集団討論に重要な思考力と表現力を養います。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校に「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。
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