中高一貫校の指定校推薦で、中学時代に気を付けるポイントとは?

AO入試(総合型選抜)基本のキ
中高一貫校の指定校推薦で、中学時代に気を付けるポイントとは?

中高一貫校に通っており、大学は早稲田の指定校推薦を希望しております。
指定校推薦を取るために中学時代から気を付けるポイントを教えてください。

指定校推薦では高校での成績や評価が重視されるため、中学での行動は疎かにしがちですが、中高一貫校では中学校の行動も大切になってきます。抑えるべきポイントをみていきましょう。

1. 評定平均の種を作る

指定校推薦で最も重視されると言われているものは高校での評定平均です。高校1年生から受験までの評定平均が出願のための指標になります。
高校生の評定平均ということは中学時代は何もしなくても良いのかというとそんなことはありません。なぜなら、中高一貫校では特に高校時代の評定平均の種は中学時代に養う必要があるためです。評定平均の種は学力面と日常面の2つに分けて考えましょう。

まずは学力面についてです。言わずもがな、高校での学習は中学校の延長線上にあり、中学校での学習が基礎となって高校での学習は進んでいきます。
中学校での学習内容が曖昧なまま、高校に入ってからの成績が飛躍的に伸びることは滅多にありません。また、「高校に入ってからも高い成績が保てる学習」を意識しましょう。
この学習のキーワードは「本質理解」です。中学校のテストは単元や範囲が決まっているため、答えや解法を暗記することで満点を取ることができてしまいます。
しかし、これでは事項ごとの本質は理解できておらず、発展した内容に進む際に、再度暗記をしなければなりません。しかし、高校範囲では学習する事項は非常に多くなるため、それらを全て暗記するのは容易ではありません。基礎的な知識に結びつける形で新たな知識を学習していくことが1番の近道です。そのためにテストの点数さえ取れれば良い学習法ではなく、「なぜその答えになるのか」「なぜその解法になるのか」を意識した本質的な学習を中学生のうちから心掛けましょう。

次に、日常面です。中学校の学校内における行動は直接的には高校の評定平均には結びつきませんが、評価をするのはあくまで学校の各先生です。
中学校の先生につけられてしまった悪評は高校の先生にも行き渡り、一度下がってしまった評価をあげるのは容易ではありません。学校の先生に媚を売る必要は特にはありませんが、あまりにも目に余る行動は当然控えておくことが中学校のうちは肝心です。
また、ただ「問題を起こさず過ごす」だけでなく、委員会活動や生徒会活動のような主体的な活動もできれば行っていきましょう。単に学校の先生からの評価が上がるだけでなく、リーダーシップ経験を養うこともできます。
これらの力は早い段階から養うことで高校に入ってからのスムーズな活動に移ることができるため、ぜひ挑戦してみましょう。

2. 「大学での選抜」にも対応する

指定校推薦入試は上で述べたような評定平均を主とした「学校内での選抜」に注目がおかれますが、そのそも大学に入るための入試である以上、「大学での選抜」も意識しなければいけません。
大学での選抜では一般的に推薦型選抜と呼ばれるものと同様の選抜基準で行われます。
大学側から見れば「大学で何をしたいのか」「自分が今まで何をしてきたのか」の2つが大きな基準になります。志望理由のようなものを作ることは中学時代から急いで始める必要は必ずしもありませんが、「自分が今まで何をしてきたのか」は中学時代も大きく関わってきます。実際に大学進学を考える際には「原体験」と呼ばれる「生き方や考え方に大きな影響を与える体験」が重要になってきます。
原体験がなければ、自分の「やりたいことを見つけること」が難しくなってしまい、結果として入試の際に「やりたいことを上手に人に語る」のが難しくなってしまいます。
今までやったことのないことに対して、問題意識をもったり興味を持ったりすることは難しいですよね。高校時代には、問題意識や興味に応じて活動をしていくことが推薦型選抜全般で重要になってくるため、原体験を早めに持っておきましょう。
そのためには、中学時代に様々な経験をしておくことが重要です。これは部活動でも私生活でもなんでも構いませんが、「熱中できること」をテーマに動いてみましょう。それが、一生ものの原体験になるかはわかりませんが、熱中するほど集中すれば、自分にとって興味があるかないかの大きな分岐の判断材料になります。
「未来」のために「今」を全力で過ごすことも意識してみましょう。

公開: 更新:
AO入試(総合型選抜)基本のキ

モチベーションアカデミアは、「総合型選抜(AO)入試」に真正面から挑む塾です。

「対話型授業」を通して明確な志望理由を形成し、面接や小論文試験、集団討論に重要な思考力と表現力を養います。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、‎自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校に「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。

モチベーションアカデミア会社概要
成績や受験のことでお悩みなら
まずはお気軽にお問い合わせください。
お急ぎの場合はお近くの校舎へお電話ください。
学習に役立つ情報を
LINE公式アカウントでお届け!

勉強のやる気を持続させるには?

合格を左右する「確かな学力」を育むには?

237万人以上を支援する社会人教育の実績から得た知見で、受験に必要な「本当の力」を育む学習塾モチベーションアカデミアのノウハウが詰まったLINE友だち登録はこちら

【登録特典】「計画力」の高め方、やる気タイプ診断表、動画「家庭での学習習慣づくり3つのカギ」など

お役立つ情報はメールマガジンでも受け取れます!