千葉大学志望でセンター模試を受けていますが、国語が時間内に解けません。
古典が苦手なので現代文から解いてます。大問ごとに時間を測ると、評論25分、小説25分、漢文20分、古文25分かかります。たまに評論か小説で30分以上かかることもあります。
少しでも時間短縮できる方法があったら教えてください。効果のありそうなものは全て試すつもりです。
1.センター国語とは
まず初めに、皆さんはセンター国語にどのようなイメージを持っているでしょうか。
「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」という孫子の兵法の言葉通り、センター国語がどういうものかを知ることが国語の勉強の第一歩です。
センター国語は難しい!
初めに、センター国語は難しいということは改めて認識しましょう。
80分という時間の中、評論文小説古文漢文の4題を解かなければならない時間制限の厳しさ。
また、問題のレベルも時間制限と合わせると決して易しいものではなく、問題の難しさもあります。
古文に関しては、一般的な私大レベルの問題と比べても難しいです。
解き方の基本的なポイント
まず第一に、解く順番から考えましょう。
計4題のうち、一般的に評論文が最も時間がかかり、漢文が最も早く終わると言われています。
そのためメジャーな解き方としては2パターン、
- 時間のかかる評論文から順番に解く
- 早く終わる漢文から逆に解く
があります。
もちろん、得意な問題から解く方法や気分で決めて毎回自由に解く方法もあるのですが、解き方が毎回異なると点数も安定しないのであまりオススメできません。
大事なことは、毎回解く順番を決めることで、自分に最も適した時間配分を見つけることができるということです。
何度か実際に問題を解いてみて、自分に合う順番を考えましょう。
次に、時間配分です。
初めは一題毎に20分、計80分で考えて見ましょう。
人によって異なるのですが、いくつか例をあげると
Aさん 評論25分 小説20分 古文20分 漢文15分
Bさん 評論25分 小説15分 古文25分 漢文15分
Cさん 評論30分 小説15分 古文25分 漢文10分
以上のようになっています。
漢文や小説の時間を削り、評論文や古文の時間を増やしていますね。
もちろん上記の時間配分はあくまで目安のため、本番や過去問演習では時間配分が多かれ少なかれずれることが多いです。
2.時間内に解き終わる2つのコツ
それでは本題に入りましょう。
質問者さんの時間配分を見てみると、評論25分、小説25分、漢文20分、古文25分と、各大問毎に標準的な時間配分からはだいぶオーバーしていますね。
なぜ時間が伸びてしまうのでしょうか?
本文を何度も読み直したり、設問毎に本文を読み返してない?
解くのに時間がかかってしまう多くの生徒は、本文や問題を何度も繰り返して読んでしまうことが多いです。
もちろん、本文を一回しか読むな!なんて過激なことを言っているのではありません。
必要であれば見返しても大丈夫です。
文章を読むときは、文章の主題(言いたいこと)をまとめつつ、頭の中もしくは問題用紙の隅にメモをしながら読んでいきましょう。
この作業を、毎回徹底できれば、問題の中心である文意把握はスムーズに解答できるようになるでしょう。
意識して文章をしっかり読めば、時間短縮に繋がります。
解いて丸つけして終わり、で満足してない?
国語学習にありがちなこととして、問題を解き、丸つけをして、結果に一喜一憂して終わり、なんてことがあります。
問題を解く上で大事なことは、
- 解答の判断根拠を毎回残しておくこと
- 丸つけの際に正答とその判断根拠を確認し、自分の判断根拠とのズレを確認すること
です。
模試や定期試験では得点よりも先に、自分がなぜ正解できたか/正解できなかったかを考えることを優先してください。
根拠を持って解答する癖をつけ、毎回適切に確認する、そのプロセスが国語的思考力を鍛えます。
もちろん、判断根拠が見つけられない問題もあると思いますが、そういった問題は解答解説を読み、どうすればその考えに至ることができたかを考えてください。
3.本番に向けての心得
上記に載せた内容を読めば分かるように、適切な解き方で解き、復習まで徹底し、それを反復して練習することが大切です。
つまり、数学や英語などの他教科の勉強法と同じなのです。
初めは足し算や引き算に苦労していても、反復練習を繰り返して複雑な計算もできるようになりますよね?
国語という漠然とした相手と戦うのではなく、相手をよく知り対策を練り、実りある学習を心がけてください。
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