周りの人がシャーペンでカリカリ勉強する音や、ボールペンをカチカチ鳴らす音など、些細な音が気になって集中できません。
特にテストになるとページをめくる音などもプレッシャーに感じて不安になります。
普段は音楽を聞けば良いのかな、と思ったのですがそれではテストに対応できないので......。
どのように対処すれば良いのでしょうか。
周りの音が気になって勉強に集中できないのですね。
特にテスト中に他の人のシャーペンの音やページをめくる音が聞こえてくると「自分の解くスピードが遅いんじゃないか」「この問題が分からないのはまずいんじゃないか」、みたいに焦ってしまいますよね。
音楽を聞くのではテストに対応できない、ということでお悩みのようなので、普段の雑音対策からテストに向けた雑音対策まで、ご紹介して行きたいと思います。
- 雑音をシャットアウトする方法
1-1. BGM、環境音によるマスキング
1-2. 耳栓、イヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホン - 集中力をコントロールする
2-1. 単純作業から入る
2-2. 止まらないようにする - 試験本番の雑音に備える
3-1. 普段から雑音に慣れる
3-2. メンタル・気の持ち方を変える
1.音楽を聞くのはOK?雑音をシャットアウトする方法
雑音に耐えられるようになればそれに越したことはありません。
しかし、普段の勉強で雑音に悩まされながら勉強するのでは勉強効率が悪くなってしまいます。
そこで、まずは普段の勉強で雑音が気にならなくなるための方法をご紹介します。
1-1. BGM、環境音によるマスキング
人間の耳は、「マスキング」といってある音に注意を向けているときは、他の音が聞こえにくくなるという特性を持っています。
カフェでBGMが流れているのは、BGMに注意を向けさせることで、他の人の会話が気にならなくなるようにしているのです。
そのため「音楽を聞く」という対策は正しいものと言えますが、ここで注意が必要です。
皆さんも体験したことがあると思いますが、音楽自体に注意が向いてしまい勉強が頭に入ってこない、ということが起こりうるのです。
勉強への集中を妨げないためには聞く音楽の種類に気をつける必要があるでしょう。
例えば、歌の入っていないクラシックの曲などがおすすめです。
また、YouTubeには「作業用BGM」がたくさん掲載されているので、それを用いるのも良いでしょう。
また、雨や風や鳥の鳴き声などのあまり変化のない自然の音を聞くとその他のきになる雑音がマスキングされ、最も集中できるとも言われています。
これらの自然音もYouTubeに載っているので試してみてください。
1-2. 耳栓、イヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホン
それでも「完全に無音じゃないと集中できない!」という人もいると思います。
そのような人は普段勉強するときに耳栓やイヤーマフ・ノイズキャンセリングイヤホンなどのアイテムを使ってみてください。
また、図書館など音の少ない環境を探すのも良いですね。
ただし、普段の勉強はそれで構いませんが、それでテストの時に余計雑音が気になってしまうのはよくありません。
下の2.3.の方法を使って雑音に慣れるような訓練をしてみてくださいね。
2. 集中力をコントロールする
そもそも、周りの音が気になってしまうのは、「周りの音が気になる→集中できない」のではなく、「集中できていない→周りの音が気になる」という要素もあると思います。
集中している時は、例え周りがうるさくてもあまり音が気にならないはずです。そこで、まず集中した状態に入るためのコツを以下にご紹介します。
2-1. 単純作業から入る
まずは、勉強を始めるときに「単純作業から始める」ということをオススメします。
例えば、単純な計算問題(微分積分)や一問一答などです。
単純作業は頭にかかる負荷が少ないのでスラスラ進み、集中した状態に持って行きやすいと思います。
2-2. 止まらないようにする
2-1.で書いたのと似ていますが、集中できていない時に集中する状態に持って行くコツは「手が止まらないようにする」ことです。
分からない問題に何分も何分もしがみついていては集中力がなくなってしまうのも当たり前です。
原則的には15分たっても分からない問題があった時は、飛ばしてしまいましょう。
分からない問題を飛ばすことには、集中力を途切れさせない効果があるだけでなく、しばらくたって戻って来ると新たな観点がひらめくことが多いものです。
また、問題集を選ぶ時に自分にとって難しすぎる物を選ぶのもよくありません。
難しすぎるものを解いていたら集中できませんし自信もなくなってしまいます。
半分程度は解けるくらいのレベルの問題集を選びましょう。
3. 試験本番の雑音に備える
今までは、普段の勉強の時に集中するために心がけることをご紹介してきました。
3.では試験本番、耳栓などで環境調整ができない時のための対策をご紹介します。
3-1. 普段から雑音に慣れる
1.で述べたことと矛盾していますが、たまには自習室など周りの勉強する音が聞こえるような、試験本番に近い環境で勉強しましょう。
人間は慣れるものなので、少し不快でもなんどもやっていればそれほど気にならなくなって来ると思います。
また、「無音じゃないと集中できない」と思っている人もいると思いますが、実は人間は無音よりも多少の環境音があったほうが集中できるのです。
つまり、「無音じゃなきゃ」というのは先入観の可能性もあります。ぜひ、いつもと違った環境での学習も試してみてください。
3-2. メンタル・気の持ち方を変える
「そんなこと言われても...」と戸惑う人も多いでしょう。
気の持ち方を変えるといっても、「気にしやすい性格を変えてください」と言っているのではありません。テスト中の周りの音について、違う観点を持って欲しいのです。
例えば、シャーペンがカリカリカリ...と立てる音。「周りの人はそんなに解くスピードが早いのか...」と焦ってしまいますよね。
でもその周りの人は果たして解けているのでしょうか。
もしかしたら、途中で計算ミスをして泥沼にはまってシンプルな計算のはずがたくさん計算しなきゃいけなくなっているのかもしれません。
他にも、ページをペラペラめくる音。
「自分はまだそのページ終わってない...」と思うかもしれません。
でも、その人はもしかしたら問題が解けなさすぎて問題を飛ばしまくった結果ページをペラペラめくっているのかもしれません。
......こういう風に考えると少し気持ちに余裕が出てきませんか?
テスト中に雑音が気になるのは自分の不安や焦りのせいなのです。
だからこそ、自分でそのような気持ちをコントロールできれば雑音も気にならなくなるでしょう。
いかがでしたか?これらを参考にして、普段の勉強やテストに集中して取り組めるようになることを祈っています。
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