高校受験に向けてスケジュールを立てておくのが良いと思うのですが、どのくらいの時間が良いのか、インプットするのに効率の良い時間帯などあれば教えたもらいたいです。
自分の性質を知り、強みの時間帯に頭を使う科目をやるのがセオリーです。
自分がどの時間に効果が得られやすいか、またその効果が高い時間にどんな学習をすべきか解説します。
1. まずは、自分が朝型か夜型かを知る
ご質問にあるように、たしかに「こういう時間帯にこういう勉強をするのがいい」というメソッドはあります。
しかし、それは、万人に共通して言えるものではありません。朝型か夜型かによって変わってきます。
なので、まずは自分が朝型なのか夜型なのかを見極めるところからはじめるべきです。
その際注意すべきは、「朝なかなか起きられない」「夜には強い」といった、自分の「感覚」は必ずしも正確ではないということです。
たとえば、ふだん深夜2時、3時まで起きている人でも、実はその時間帯に仕事や勉強をするとなると、あまり効率は良くないというケースがあります。
テレビを見たり、SNSをしているうちに気づいたら夜更かしをしているだけであって、本来夜型ではないパターンもありうるのです。
逆に、朝の目覚めはいいけれど、一番頭が働くのは夕方以降、といったパターンも考えられます。
同じレベルの過去問を別の時間帯に解いてみる、単語の暗記の定着度を時間帯別で測ってみるなど、自分を知る取り組みをまずは初めてみましょう。
2. 数学や英語長文など、頭を使う科目を強みの時間帯に
自分がどの時間帯に一番集中できるのかがわかったら、それに合わせて勉強のスケジュールを組みましょう。
数学の問題や、英語の長文問題など、思考力を要する問題は、当然得意な時間帯にやった方が進みは早いでしょう。
逆に、あまり集中できない時間帯には、単語の暗記や、動画講義の視聴など、負荷の小さい勉強をするのがおすすめです。
理科や社会科目でも、解説系の参考書を読むのと、問題集を解くのとでは、かかってくる負荷は変わります。
集中できている時間帯には問題演習を、そうでない時間帯に知識のインプットを、というのがセオリーになってきます。
3. あえて弱い時間帯に数学をやる、ショック療法もあり
ですが、そればかりが正解の勉強法ではありません。
というのも、テスト前だったり、受験が迫っていたりという時期には、眠気と闘いながら勉強をする必要も出てきます。
しかし、集中できない時間帯に暗記系の科目をやっていると、すぐに集中がきれてしまったり、時にはうたた寝をしてしまうこともあるでしょう。
そういう時には、嫌でも頭を働かせざるを得ない数学を、あえてその時間帯にやるというのもおすすめです。
自分で計算しなければならないので、眠気に負けてしまうリスクは、単純暗記をするよりは小さくなるでしょう。
その際注意したいのは、解く問題のレベルに気をつけるということです。
難しすぎる問題を選んでしまうと、太刀打ちできずに悩んでいるうちに、気づけば夢のなか......ということになりかねません。また、簡単すぎる問題も、単純作業をしているような感覚になり、眠気を誘発してしまう恐れがあります。
ほどよくチャレンジングなレベルの問題を選ぶ、ということも、非常に重要になってきます。
いずれにしても、「個人差が大きい」というのが実際のところです。
以上に説明してきたやり方をいろいろと試しながら、一番自分に合った勉強スタイルを見つけ出してみてください。
最後に、おそらく万人に言えることとして、「食後は眠くなる」と言うことが挙げられます。消化にエネルギーを割いているため、集中力が下がってしまうのは致し方ありません。
逆に、適度な空腹感があるほうが集中力が高まるという研究結果もあるそうです。「餌を探さなくては」、という本能的な危機感が働くからでしょうか。
適切な栄養を取ることが大事なことはいうまでもありませんが、「食べ過ぎ」も考え物かもしれません。
したがって、勉強のリズムを作るためには、睡眠に注意を払うことはもちろん、食事の時間や量にも配慮をしてあげることが重要です。
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