センター試験、二次試験の過去問はそれぞれいつから始めれば良い?過去問の使い方も教えてほしい。

国公立大学の入試対策ポイント
センター試験、二次試験の過去問はそれぞれいつから始めれば良い?過去問の使い方も教えてほしい。

千葉大学を第一志望にしている高3生なのですが、夏休みに入ったのでそろそろ過去問とか始めた方が良いのかな?と思っています。
センター試験や二次試験、併願する私立の過去問はいつから始めるのが良いですか?
また、過去問は繰り返して解くものなのでしょうか?過去問の使い方も合わせて教えてください。

過去問を使い始める時期や使い方を教えて欲しい、とのことですね。
センター試験、国公立2次試験、私立試験の順に分けてご紹介いたします。

1.センター試験の過去問はいつから?勉強方法もあわせてご紹介

まずはセンター試験について。

「比較的簡単な問題を素早く解く」という普段の勉強ではなかなか身につかない能力が試されます。
さらにセンター試験に毎年出る問題や時間配分、文系教科だと解く順番なども本番までに知って慣れておく必要がありますので、時間の取れる夏休みにやると良いでしょう。

ただし、センター試験は思考力の養われる良問だとは思えないので、この時期からセンターメインにならないように気をつけましょう。
特に難関国公立を志望する人は、何回かセンター模試を受けて特に苦手意識を感じなければ12月からでも全く問題なくスピードは上がるので、心配いりません。

やり方としてはまずは時間を気にせず解いて、慣れてきたらストップウォッチで時間を測りながら解けば良いと思います。
時間が大事なので、3年分くらいやったら時間を測り始めたいですね。

センター試験は答えを覚えやすいのもあり、同じ問題を解くメリットがあまりありません。
ですので、25ヵ年などの過去問集をやり、終わり次第各予備校が出している予想問題集などをやりましょう。
ここまでしっかりやるのは12月以降で問題ありません。

ただし、25年も遡ると学習指導要領の変更により範囲が違ったり問題量が少なかったりします。
そこをやるのは時間が勿体無いのできちんと見極めましょう。

2.2次試験の過去問はいつから?勉強方法もあわせてご紹介

次に2次試験について。
国公立の場合、試されるのは主に思考力。
それを身につけるには、しっかりとした基礎の土台と演習量が不可欠です。
ですので、この時期から急いで始める必要はありません。

焦らず始めないのにはいくつかの利点があります。
一つは基礎~応用をたくさん解くことで、演習力と経験値を上げられ、自信がつくこと。

もう一つは「入試直前にやることがない」というのを防げることです。

私は理系だったのですが、夏休みは数学は「Focus Gold」の☆☆☆以上と巻末の難しい問題、化学は「化学の新演習」、物理は「難問題の傾向とその解き方」ばかりをひたすらやっていました。

上のはあくまでも参考で、自分のレベルより少し上、くらいの参考書を何度もやることをお勧めします。
そして肝心の過去問はというと、私は10月から始めました。
そこまで伸ばすともはや楽しみで、「10月になったら始められるぞ?!」というモチベーションでやっていました。
夏休みにしっかりとした下地ができているので、できなさすぎて落ち込む、ということを防げます。
時間を測るのはセンター後で構いません。
10月からでも、本気になれば25カ年を3周+模試の過去問を10組できました。
周りが始めだすからといって焦らず、夏休みのうちに「飛躍力」を高めましょう。

しかし、問題の傾向や配点などは早く知っておいたほうが良いです。
時間配分などは模試などで徐々に慣れましょう。

3.私立大学(併願校)の過去問はいつから?勉強方法もあわせてご紹介

最後に私立についてですが、国公立を受けるならあくまでも滑り止めなので時間を割きたくない、というのが本音でしょう。
私立受験は是非とも「浪人しなくても行く大学がある」「入試の緊張感ってこんな感じか」という安心感を得る場にして欲しいです。

ですので、1~2ヶ月前から問題の傾向や配点を把握し、他の勉強と並行しながら過去問を解くと良いでしょう。
解き方については国公立と同じで、初めは時間を気にせず、慣れてきたら時間を測って、複数回とくようにすると自身がつくと思います。

以上、皆さんの過去問に対する不安や疑問が少しでも解消されたら嬉しいです!

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モチベーションアカデミアは、「国公立大二次試験対策」にこだわる塾です。

授業では、本質を問う訓練をくり返す「対話型授業」で基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
この2つの「勉強の仕方」と「学習習慣」を獲得することで、国公立大受験に必要な、確かな「思考力・表現力」を鍛えます。

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