中学受験失敗で「やる気」が出ない!モチベーションを高めるコツは「目標設定」にあり

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中学受験失敗で「やる気」が出ない!モチベーションを高めるコツは「目標設定」にあり

中学受験で第一志望校に入れず、仕方なく今の学校に通っています。
学校の授業もざわざわしていて、あまり勉強に集中できていないようです。
成績次第で特進クラスに入れるかが決まる大事な時期にもかかわらず、全くやる気を見せません。
また授業の進度が早く、理解できない生徒はおいてけぼりにされるので、その点でもすねてしまい、宿題をやることさえ前向きでない状態です。

受験での失敗がきっかけで、その後なかなか勉強に身が入らなくなってしまうお子様は多くいらっしゃいます。
その上学校の勉強も学年が上がるごとに難しくなり、ついていけなくなって余計に勉強の意欲を無くしてしまう......そんな方も多いはず。
この記事では、どうやってお子様のモチベーションを上げるか、具体的なポイントをご紹介します。

1. 目標を設定することの大切さ

闇雲に勉強するのではなく、まずは目標設定を!

勉強へのモチベーションが下がってしまっている時に、無理に勉強をしよう(させよう)としても、なかなか続かないものです。
それよりもまず重要なのは、何を目標として勉強するのか、目標設定をしっかりと行うことです。
ご相談者様の状況では、これまではお子様にとって中学受験成功が大きな目標だったと思いますが、それがいったん終わり、そしてこの先高校、大学、そして社会人と歩んでいく上で、何を目標として学生生活を過ごすのか、お子様とじっくり話しつつすり合わせるというのが、勉強のモチベーションを引き出す上でのいちばん根本的な対応策です。
進度の速い学校の授業に追いつくための勉強量と質の確保が重要であるのはもちろんですが、その中で並行して将来をも見据えた目標をつくるとつくらないとでは、長い目で見た時のモチベーションの維持に大きく差が出てしまいがちです。
しかし一口に目標と言っても、どのような目標を立てるのが良いのでしょうか。
次節以降でそれについて2つの切り口からご紹介したいと思います。

2. どんな目標を立てるか -「やりたい!」と「やれそう!」

「モチベーションの公式」

目標を設定する上でのポイントとなる2つの切り口、それはその目標がお子様自ら「やりたい!」と思えるものであるかということと、その目標をお子様が「やれそう!」だと思えるものであるかということです。
例えば「〇〇大学に入って研究するために、学校で成績上位10位以内を目指す」という目標を立てたとしましょう。
それがお子様本人にとって「やりたい」目標であったとしても、それが現状のお子様にとって「やれそう!」というイメージの沸かないものであれば、お子様のやる気は上がりづらいものです。
ですから、お子様自身の「やりたい!」と「やれそう!」に適った目標を設定することが重要だと言えます。

3. お子様の「やりたい!」を引き出すコツ

視野を広げて「やりたい」を引き出す

お子様の「やりたい」目標を立てる上での1つ目のコツは、お子様の「視野を広げる」ことです。
「将来こういうことをしてみたい!」といった目標を明確にお持ちのお子様もそう多くはないはず。
まずはお子様の視野を広げ、興味関心の向く領域を探してみることをオススメします。
当塾でも毎月「キャリアセミナー」と題して、社会の各分野で活躍されている方と交流し、刺激を受けられる機会を設けていますが、そういったイベントや本、動画などのコンテンツを利用するのは効果的でしょう。
また、お子様が今まさにやりたいと思っていることがあれば、そこを取っ掛かりにして関連する機会や話題を紹介し、将来の目標に広げてみるのも効果的です。

思ったことをしっかりと言葉にする

そして2つ目のコツは、イベントに参加するなどして何かを経験した後に、思ったことや感じたことを「しっかりと言葉にする」ということです。
せっかく何かを経験しても、それをしっかりと振り返って考える機会を設けなければ、「なんだか楽しかった」で終わってしまいがちです。誰かの話を聞いたりして何を感じたのか、自分の将来と重ね合わせて何を考えたのかを言葉にしながら考える機会をつくることをオススメします。
「今日のイベント、どうだった?」などと、質問をしながら振り返りを促すのも効果的です。

4. お子様が「やれそう!」と思えるようになるコツ

目標は具体的な行動のレベルまで砕く

次に、お子様が目標に対して「やれそう!」と思えるようになるコツは、「できるだけ具体的な目標まで落とし込む」ことです。
ただ漠然と「〇〇大学に入って研究するために、特進クラスに入る」という目標を立てて、あとはそれに向けてテスト勉強を頑張ろう!と言われても、何をすれば良いかが明確になっていなければ、やはりお子様が感じる達成可能性は低いままです。
「特進クラスに入るためには、テストでこれこれの成績が必要で、そのためにはこんな勉強が必要で、じゃあ毎日この問題集を何ページずつ進めよう...」などと、毎日の行動のレベルにまで目標を具体化させることが非常に重要です。
また、最初からいきなり多い勉強量を設定するのではなく、達成可能性のより大きい、少ない勉強量をあえて設定した上で、徐々に量を増やしていく「スモールステップ」学習も効果的です。
より多くの勉強量をこなすことができるようになるにしっかり褒めてあげれば、お子様の自信もつきやすいものです。

5.最後に -お子様自身が目標を設定する

以上のようなポイントに留意して、お子様に合った目標を見つけることが重要ですが、最後にもう一つ大事なポイントを。
それは、目標を設定する際に、最終的にはお子様自身が決めるようにすることです。
目標を達成しようというモチベーションは、人から目標を押しつけられた時ではなく、自分で目標を決めた時にこそ出てくるものです。
目標を探す過程で寄り添いつつも、最終的にはお子様本人に目標を宣言させることで、お子様のやる気を引き出しましょう。

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受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。

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