社会の勉強が苦手なのに危機感が無いのが心配です。

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社会の勉強が苦手なのに危機感が無いのが心配です。

子どもが現在中学一年生で、国数英の成績は良いのですが、社会が全て赤点です。もともと社会が苦手なのですが、本人は全く危機感がなく、心配する親の言うことも聞いてくれません。良いアドバイスないでしょうか?

なぜ社会だけ上手くいかないのか、原因を探るための建設的なコミュニケーションを。

1. 学校のテストがすべてではない

社会のテストで赤点を取ってしまうということですが、学校の中間テストは必ずしも万能で完璧な指標ではありません。というのも、中間テストは学校によって、あるいは先生によって出題形式や難易度が異なるためです。

したがって、定期テストで赤点を取った=社会ができないと決めつけてしまうのはまだ早いかもしれません。

また、もう一点加味すべきことは、学校の定期テストは範囲が限定されているということです。

直近に習った授業範囲のみが出題範囲となるため、模試や入試問題といった範囲が全体に及ぶ試験での実力とは、異なる結果が出てしまう場合があります。

具体的に言うと、前日に一夜漬けした知識によって高得点が取れてしまうのが(範囲の狭い)定期テストです。したがって、先々を見すえた場合、定期テストでの高得点をゴールに設定することには、再考が必要となってくるかもしれません。

2. 授業は受動的にではなく能動的に受けてみよう

社会という科目は、他の科目に比べて、単純な知識の詰め込みとなってしまうことが多い科目です。授業を工夫して、面白おかしく説明をしてくれる先生もいなくはありませんが、希有な存在だと言えるでしょう。

そのため、ただ教科書に書いてあることを訥々と説明される授業においては、どうしても授業を受ける姿勢が受動的なものとなってしまいがちです。

ノートを取る際に手は動かすかもしれませんが、ノートを取ることが目的化してしまい、自分の頭を働かせて、知識のネットワークをつくることを忘れてしまう生徒も多いのではないかと思います。

授業を受けることの意味と目的は、その範囲の知識を身につけ、応用できるようになることにあります。先生の授業スタイルをただただ受け容れ、受動的になることが常に理想的であるとは限らないのではないでしょうか。

むしろ、先生が説明した内容をもっと深く理解するために、片耳で説明を聞き続けながら、手元の資料集で該当箇所を調べてみたり、教科書の前のページに戻って、前後関係を確認したりと、生徒が自ら能動的に授業に向き合うことも大切なことです。

理解を深めるためには、ただ情報を受け取るだけではなく、自分自身で再整理することが必要不可欠です。なので、自らが能動的に取り組むアクティブ・ラーニングの重要性を説いてあげてもいいかもしれません。

3. できない部分を責めるのではなく、できている箇所を褒めるコミュニケーションを

最後に、お子さんのモチベーションの観点からすると、「できないことを責められる」よりも、「できていることを褒められる」方が、今後の勉強のモチベーションに繋がります。

国語・数学・英語はすでに十分な点数が取れているとのことですので、まずはそちらの好成績を賞讃するところから、コミュニケーションを始めてあげてください。

そのうえで、それらの科目では点数が取れているのに、社会では点数が取れない理由を訊ね、その解決策を一緒に模索していくのが望ましいでしょう。

ひょっとすると、普段数学や英語の勉強で意識していることをそのまま社会にも転用するだけで改善されるかもしれません。

たとえば、社会科目はどうしても問題演習量が不足しがちです。教科書を読んだり、ノートを確認することはあっても、問題集を何度も解くという勉強形態を取らない生徒も、数多く見受けられます。

もしも数学や英語で高得点を取れている理由が、問題演習量にあるのだとすれば、社会も同じような勉強スタイルに変更することで、成績の向上が見込めるかもしれません。

いずれにしても、問題解決のための生産的なコミュニケーションを取ろうと思ったら、まずは相手(お子さん)の現状を受け容れ、肯定してあげることから始めていくのが理想的です。それが難しいようであれば、個別指導を行なっている学習塾に相談を持ちかけてみてもいいかもしれません。

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