本動画では、やる気の「公式」の3つ目の要素「やらなきゃ」について、モチベーションアカデミア副代表の横山と下北沢校校長の西岡が解説します。
最後に「やらなきゃ」という要素について考えてみたいと思います。
「やらなきゃ」は「危機感」という言葉をよく使って説明しています。
本当に文字通り、「やらなきゃ」という感覚が高まるということで、「今やっておかないと後々後悔するよ」といった意味で「やらなきゃ」を一定に高めておくというのはモチベーションの向上に大事な要素になってきます。
「やらない」ということに対してのリスクやデメリットを考えたときに「やばい!」と思って動き出すという要素ですよね。
これを高めるためには、どういうポイントがありますか?
客観的にかつ冷静に、「やらなきゃいけないんだ」というのを理解させてあげることが大事かと思います。
どうしても、勉強をやっていないお子さまに、ちょっと感情的に「おい、大丈夫か」のような「やらなきゃ」を煽るコミュニケーションをとってしまいがちかと思いますが、それはあくまで感情でしかないので、受けた方はぐっときてしまいますよね。
なので、客観的な指標や事例を用いて、コミュニケーションをとることで適切な「やらなきゃ」を引き出せます。
先ほどまでいろんなものの逆として色々見てきましたが、「やらなくてもいいか」って起こりえますか?事例としてはあるんでしょうか?
あるにはあります。
「やらなきゃ」が本当に小さくて「まだ、俺本気出してないだけですよ、先生」みたいな生徒さんも中にはいらっしゃいます。
むしろ多いのは、「やらなきゃ」が強すぎて動きが止まるということかなという印象がありますが、現場感としていかがですか?
おっしゃる通りだと思います。
多くの場合は「やらなきゃ」というのが積もりに積もっていって、どうしても身動きが取れなくなってしまう生徒さんがいらっしゃいます。
そうですよね。
「やらなきゃ」というリスクやデメリットばかりに目が行ってしまうと、不安になりますよね。
不安な状態だと人間って、なかなか動けないと思います。
あまりに不安が強すぎると、その対象から逃げるという行動につながってしまうという可能性も高いですからね。
「やらなきゃ」というのを健全なレベルでバランスをとるという、コントロールはちょっと難しいかもしれないですけれども、そういったコミュニケーションがとれるように、だからこそ冷静にリスクを分析・評価するというのが、周りからのサポートの仕方なのかなというイメージですよね。
というわけで、やる気の要素ということで3つ確認してきて、それのかけ算がやる気の総量だと、私たちは考えていますというご紹介でした。
3つの要素をそれぞれバランスをとった上で、しっかりとまずは行動につなげていくところがファーストステップかなと思います。
やる気を高めるコミュニケーションの手順を、次回以降はお話できればと思っております。それでは西岡さんどうもありがとうございました。
このシリーズの動画(本動画含む)
モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。
受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
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