【高校1~2年生の保護者必見】そろそろ受験勉強始めなくていいの?勉強にやる気がない子に対する親としての向き合い方

やる気タイプ診断表
【高校1~2年生の保護者必見】そろそろ受験勉強始めなくていいの?勉強にやる気がない子に対する親としての向き合い方

高校二年生の娘がいる保護者です。大学受験があと2年後に迫っているにも関わらず、勉強は一切やらず、これといって危機感を感じている様子も見られません。
親が何を言ってもいうことを聞かず、こちらばかり焦りを増している状態です。どうしたらよいでしょうか。

高校二年生。受験までまだ期間があるようで、残り2年弱で共通テストと考えると、案外時間がないように思えますよね。
今回ご質問をいただいた方のように、残り短い期間しかないのに勉強へのやる気がない・モチベーションが高まらないお子さんを見て、焦りを感じている方は結構多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなお悩みを抱えている保護者の皆様へ、どのようなアプローチ方法があるか、ご紹介します。

【目的・やりがい】イソップ寓話「3人のレンガ職人」のお話

イソップ寓話には有名なお話があります。

世界中を巡る旅人が、ある町外れで3人の男に出逢います。3人はそれぞれレンガを積んでいました。旅人は尋ねます。

「ここで一体何をしているのですか。」

1人目のレンガ職人は「レンガ積みに決まってるだろ。なんでこんなことばかりしなければならないんだ。他の奴らはもっと楽して生きているのに」

2人目のレンガ職人は「家族を養うために、レンガを積んでいるんだ。この仕事があるから食べていける。大変だなんて言ったらバチがあたるよ」

3人目のレンガ職人は「歴史に残る偉大な大聖堂を作っているんだ。この大聖堂が出来たら多くの人の幸せを創れるんだ」

もちろん様々な解釈はあるかと思います。この場では「目的意識をもって目の前の行動を起こしている人ほどモチベーションが高い」という教訓を考えたいと思います。今回の3人目のレンガ職人のように、叶えたい夢や目標がある人ほど、高い志で目の前の仕事に取り組むことが出来るのです。

お子さんはそもそも大学受験に対する自分なりの目的はありますか?

さて、冒頭でイソップ寓話のお話をさせていただきました。この寓話から目的意識の重要性を感じることが出来たのではないでしょうか。目的があるからこそ、目の前のレンガ積みという仕事への向き合い方やモチベーションが変わる、このエピソードは勉強も同様かと思います。

本来は何か願望を実現するための「手段」であるはずの勉強が、やらねばならない「目的」になってしまっていないか。保護者様がお子さんに対してできることとして、「その子にとっての勉強の目的を言葉にしてあげるサポート」が重要なのです。

具体的なお声がけの事例

まずは、以下の図をご覧ください。

20230320.png

目標には3つの構造があると言われます。

  • Being(理想の状態・どう在りたいか)
  • Doing(Beingを実現する手段として、何をしていたいか)
  • Having(Doingのために必要なもの、何をもっていたいか)

この三重構造を意識しながらお子さんへのお声がけをすることが有効です。
例えば、「何で大学受験をあなたはしたいの?」とお子さんに質問してみると、「大卒の方が給料が良いと思うから。」といった回答がよくあります。

そこで、「そうなんだ。お金を使って将来何がしたいの?」と訊いてみてください。
すると、
「結婚がしたいから。」
「自分のクルージングが欲しいから。」
「タワーマンションに住みたい。」など、
どんどん欲しいものや、やりたい事が出てくるはずです。

「なぜ」をたくさん訊いてあげることで、少しずつDoingやBeingといった高次の目標へと言語化が進んでいきます。本人にとって目指したい目標が言葉にできれば、あとはそこに勉強の必要性を紐づけてあげれば良いのです。

「勉強をさせたい」のではなく「あなたの将来を応援している」という保護者様のメッセージが正しく伝われば、おのずと勉強に対しての捉え方や、勉強に関わる親子間での会話も少しずつ変化していくはずです。

ぜひ、お子さんが高校1~2年生のうちに「なぜ勉強をやるのか」という目的意識を一緒に言葉にしてあげることを、人生の先輩である保護者様がしてあげることをお勧めします。

公開: 更新:
やる気タイプ診断表

モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。

受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。

モチベーションアカデミア会社概要
成績や受験のことでお悩みなら
まずはお気軽にお問い合わせください。
お急ぎの場合はお近くの校舎へお電話ください。
学習に役立つ情報を
LINE公式アカウントでお届け!

勉強のやる気を持続させるには?

合格を左右する「確かな学力」を育むには?

237万人以上を支援する社会人教育の実績から得た知見で、受験に必要な「本当の力」を育む学習塾モチベーションアカデミアのノウハウが詰まったLINE友だち登録はこちら

【登録特典】「計画力」の高め方、やる気タイプ診断表、動画「家庭での学習習慣づくり3つのカギ」など

お役立つ情報はメールマガジンでも受け取れます!