中央大学理工学部 高大接続型自己推薦入試の受験を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。
中央大学の特別入試は、学部・学科ごとに様々な入試制度が用意されています。この記事ではその中でも、理工学部の高大接続型自己推薦入試の概要や対策ポイントをご紹介します。
※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:中央大学HP)
1.理工学部高大接続型自己推薦入試の内容
中央大学理工学部高大接続型自己推薦入試は、以下の内容で行われます。
■募集学科・募集人員について
- 数学科・・・10名
- 物理学科・・・8名
- 都市環境学科・・・3名
- 精密機械工学科・・・5名
- 電気電子情報通信工学科・・・5名
- 応用化学科・・・2名
- ビジネスデータサイエンス学科・・・2名
- 情報工学科・・・1名
- 人間総合理工学科・・・8名
※注意点
- 同学部内の他学科の併願はできません。
- 理工学部生命科学科の募集はありません。
■出願資格について
【数学科】
本学で数学を学習するための基礎学力(数学Ⅲまでの基礎知識)を持ち、さらに以下の(1)~(6)のいずれかに該当し、数学に関する学習意欲、創造力をアピールできる者。
- 高等学校の数学で抜群の成績を修めている者。
例えば、最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの数学の評定平均が4.7以上の者。 - 中学・高校在学中までに数学に関する活動で成果を挙げた者。
例えば、数学に関して、雑誌に投稿したり、解答を送って採用される等。 - 科目等履修生として本学理工学部数学科で単位を取得した者。
- 日本数学オリンピック予選AランクまたはBランク。
- 日本情報オリンピック予選AランクまたはBランク。
- 情報処理やコンピューターに関して少なくとも1つ資格を有する者。
【物理学科】
メンター(助言者)として、在籍高校の教員(理科または数学の教員。物理担当教員が望ましい)1名を指定し、そのアドバイスの下、物理学科のWebサイト(https://www.phys.chuo-u.ac.jp/admission/)に掲載された探求課題の中の 1 テーマについて研究した者で、以下に該当する者。
- 最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの、「英語」、「数学」、「物理」3 科目の評定平均がそれぞれ 4.0 以上の者。
【都市環境学科】
以下の3つ全てに該当する者。
- 最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの全体の評定平均が3.8以上の者。
- 都市環境学を学習するための意欲や創造力をアピールできるものを持っている者。
(例:社会基盤のソフト・ハードの整備を通じて、社会への貢献を自己の目標と確信する者。) - 基礎学力あるいはデザイン能力等で特別な能力を有する者。
(例:情報処理やコンピューターに関して1つ以上資格を有する者。)
【精密機械工学科】
(1)に該当し、(2)か(3)のいずれかに該当する者。
- 中央大学で精密機械工学を学習するための意欲や創造力をアピールできるものを持っている者。
(例:ものづくりコンテストの参加経験、スーパーサイエンスハイスクールでの課題研究の経験がある者。) - 最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの全体の評定平均が3.8以上、数学と物理の それぞれの評定平均が4.0以上の者。
- 海外帰国生のうち、以下の2つに当てはまる者。
- 日本国籍を有する者。
- 現地高等学校で教育を2学年以上継続して受けた者。
【電気電子情報通信工学科】
以下の2つの両方に該当する者。
- <li最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの数学と理科の評定平均がともに4.0以上の者。
- 電気電子情報通信分野において主体的に活躍した実績、または今後主体的に活躍するために有用と考える優れた能力をアピールできる者(それらを客観的に証明できる資格の取得やコンテストでの成績等の書類があれば好ましいが、必須ではない)。
【応用化学科】
以下の2つの両方に該当する者。
- 最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの全体の評定平均が4.0以上の者。
- 応用化学を学ぶために基礎学力や探究心、創造性をアピールできる者。
(例:化学グランプリの出場経験がある者。)
【ビジネスデータサイエンス学科】
以下の2つの両方に該当する者。
- 最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの全体の評定平均が4.0以上の者。
- ビジネスデータサイエンスを学ぶために基礎学力や探究心、創造性をアピールできる者。
(例:情報や数学に関する資格を有する者。)
【情報工学科】
以下の2つの両方に該当する者。
- 最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの全体の評定平均が4.0以上の者。
- コミュニケーションが一定の水準に達していることを実績としてアピールできる者。
(例:科学に関するコンテストで優秀な成績を修めた者。)
【人間総合理工学科】
以下の2つの両方に該当する者。
- 最終学年1学期(2学期制の場合は前期)までの全体の評定平均が4.0以上の者。
- 人間総合理工学を学ぶための基礎学力を有し、当該学科の研究室に少なくとも2つ以上に深い興味を持つ者。
本学科での学びに有用と考えられる探求心、創造性、コミュニケーション能力等において、自らの能力の高さを強くアピールできる者
(それらを客観的に証明できる資格の取得やコンテストでの成績等の書類があれば提出することが好ましいが、必須ではない)。
■一次選考について
一次選考は、出願書類による書類審査になります。
出願書類
- 志願者経歴書
- 調査書
- 活動証明書
- 学科別提出書類
(自己推薦書,課題レポート,事前課題など)
■二次選考について
二次選考は試験場で実施され、学科別で筆記試験や面接などが実施されます。
- 数学科・・・筆記試験(数学的思考力)と面接
- 物理学科・・・筆記試験(物理・数学)とグループでのレポート発表
- 都市環境学科・・・筆記試験(基礎学力・都市環境について等)とグループディスカッション
- 精密機械工学科・・・筆記試験(基礎学力)と面接
- 電気電子情報通信工学科・・・実験または演習と面接
- 応用化学科・・・筆記試験(日本語/英語の読解力、記述力等)と面接
- ビジネスデータサイエンス学科・・・筆記試験(読解力、論理的思考力等)と面接
- 情報工学科・・・筆記試験(数学)と面接
- 人間総合理工学科・・・プレゼンと質疑応答
理工学部高大接続型自己推薦入試の対策ポイント
ここからは、そんな理工学部高大接続型自己推薦入試のポイントについてご紹介します。
研究・探求活動を早くから行っておこう
各学科ごとに必要な出願条件が異なりますが、全ての学科通じて数学や物理に対しての興味関心が高く、それらに関して積極的な活動への参加(数学オリンピックや資格取得など)が重視される傾向にあります。それらの活動を踏まえて、なぜ中央大学の理工学部で学びたいのか、学ぶための適性があるかどうか自己推薦書や事前課題にまとめていきましょう。また、学科によってはこれまでの研究内容あるいは指定の課題に対するレポートの提出も求められるため、日頃から書籍を読んだり、発展的な課題に取り組んだりして、さまざまな知識を身につけておきましょう。
二次試験に向けて、基礎学習の定着を中心に対策を進めよう
二次試験では、筆記試験と面接あるいはプレゼンテーションなど2つ実施されます。筆記試験では、各学科で学ぶための基礎学力や読解力あるいは思考力などがあるかどうかを見られます。これに加えて、面接やプレゼンでは志望動機や自己アピールのみならず学力を問う口頭試問も含まれます。そのため、高等学校で習った範囲の復習と応用問題の練習を繰り返ししておきましょう。そして、必要な情報を元に、意見を書いたり話したりできるように小論文や面接の練習も行いましょう。
モチベーションアカデミアは、中央大学の総合型選抜(AO)入試に強い学習塾です。
中央大学の合格を目指すための具体的な目標設定を行い、学習習慣を身につける方法や具体的な勉強の仕方から成績アップの授業まで講師が丁寧に指導します。
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また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校である中央大学から「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。
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