法政大学文学部地理学科自己推薦入試の対策法をプロが伝授

法政大学の特別入試は、学部・学科ごとに様々な入試制度が用意されています。この記事ではその中でも、文学部地理学科自己推薦入試の概要や対策ポイントをご紹介します。

※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。（参考：法政大学HP）

1. 法政大学 文学部地理学科自己推薦入試の内容

法政大学文学部地理学科自己推薦入試は、以下の内容で行われます。

■法政大学 文学部地理学科自己推薦入試の募集人員

10名

■法政大学 文学部地理学科自己推薦入試の主な出願資格について

高等学校もしくは中等教育学校における学業成績が、次の両方の基準を満たす者。

• ３年１学期（前・後期制の場合は前期）までの調査書の全体の学習成績の状況（評定平均値）が 4.0 以上であること｡
• ３年１学期（前・後期制の場 合は前期）までの調査書の「地理Ａ」「地理Ｂ」「地学基礎」「地学」のいずれかの学習成績の状況（評定平均値）が 4.5 以上であること。

※在学中に留学をした場合は留学中の評価は算入しない。

■法政大学 文学部地理学科自己推薦入試の主な出願書類について

• 入学志願書
• 調査書
• 志望理由書（自己推薦書）
  志望理由書では、以下の2点について合計1600字以内で書くよう求められます。
  1. 地理学に関心を持つようになった理由 。
  2. 地理学を学んで、それを将来どのように生かすか。

■法政大学 文学部地理学科自己推薦入試の二次選考について

以下の2つの試験が実施されます。

1. 筆記試験「地理Ｂ」
2. 面接

2.法政大学 文学部地理学科自己推薦入試の対策ポイント

ここからは、そんな文学部地理学科自己推薦入試のポイントについてご紹介します。

日々の学習を積み重ね、高い成績を維持しよう。

全体の評定平均「4.0以上」、「地理Ａ」「地理Ｂ」「地学基礎」「地学」のいずれかの評定平均 「4.5」 以上という、高い水準の成績が求められます。
地理や地学の勉強はもちろん、他の科目でも安定的に高得点をとらなくてはなりません。幅広い科目での学習が必要になるため、一時的なテスト対策ではなく、「学習内容をその都度定着させる学習習慣が身についているか」が重要です。
受験学年になる前から、なるべく早い段階で学校の予復習のサイクルを身につけましょう。

フィールドワークや研究内容のリサーチを通じて、地理学への専門性を深めよう

地理学科の自己推薦入試では、志望理由書の段階で「地理学に関心を持つようになった理由」が問われます。
関心を持つにいたった理由を述べる際には、自分自身がどのような経験を通じて地理学に興味を持ったのか、地理学への興味関心からどんな行動を起こしてきたのかを伝えることがポイントになります。
インターネットや書籍でのリサーチだけでなく、実際に何らかのフィールドワークの経験を積み、実体験と自分の興味関心のつながりを伝えられるようにしておきましょう。

また、志望理由書では「地理学を学んで、それを将来どのように生かすか」も合わせて問われます。
面接でも、大学以降どのような研究を何のためにしたいのか、質問される可能性は高いでしょう。漠然とした地理学への興味関心だけではなく、地理学にはどのような研究があるのか、法政大学にはどのような研究があるのかを事前に把握したうえで、「自分は将来何をしたいから、そのためにどんな研究を法政大学でしたいのか」を語れることが重要です。
現時点での最先端の研究分野、研究内容をリサーチしておき、「興味を持ったきっかけ・現在の地理学への興味関心・法政大学で学びたいこと・自分が将来取り組みたいこと」が一貫するように準備しておきましょう。