法政大学国際文化学部分野優秀者入試の対策法をプロが伝授

法政大学国際文化学部分野優秀者入試の対策法をプロが伝授

法政大学国際文化学部分野優秀者入試を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。

法政大学の特別入試は、学部・学科ごとに様々な入試制度が用意されています。この記事ではその中でも、国際文化学部の分野優秀者入試の概要や対策ポイントをご紹介します。

※入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:法政大学HP

1.法政大学国際文化学部の分野優秀者入試の内容

法政大学国際文化学部の分野優秀者入試は、以下の内容で行われます。

■法政大学国際文化学部の分野優秀者入試の募集人員

10名

【注意点】

この入試方式は、「専願」での受験となります。
この入試方式で合格したら、必ず入学する必要があります。

■法政大学国際文化学部の分野優秀者入試の主な出願資格について

  1. 3年1学期(前・後期制の場合は前期)までの全体の学習成績の状況(評定平均値)が3.5 以上の者。
  2. 次のいずれかの条件を満たす者
    • ①英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・韓国語・ロシア語のいずれかの資格取得。
    • ②スピーチコンテストや弁論大会での入賞歴。
    • ③さまざまなメディア(映像、音響、身体、活字など)による表現能力での入賞歴。
    • ④国際社会に存在する諸事象、諸問題についての具体的な研究成果(論文、 作文など)での入賞歴。
    • ⑤ 国際バカロレアの資格取得。
    • ⑥ IPAなど情報系の資格試験の取得。
    • ⑦ 特定のプログラミングコンテストやロボットコンテストでの入賞歴。

※それぞれの詳細な条件は募集要項をご確認ください。

■法政大学国際文化学部の分野優秀者入試の一次選考について

一次選考は、書類審査になります。

【主な出願書類】

  • 入学志願書
  • 調査書
  • 志望理由書
  • 上記の①~⑦の出願条件を証明する書類

志望理由書では、「これまでの学習や活動で特に熱心に取り組んだことに触れながら、入学後に何をどのように学びたいか」について、1,500字程度で執筆することが求められます。

■法政大学国際文化学部の分野優秀者入試の二次選考について

二次選考は、「面接」試験となります。
面接試験では、志願者の興味関心のある内容を中心に深ぼられ、途中外国語による質疑が行なわれることがあります。

2.法政大学国際文化学部の分野優秀者入試の対策ポイント

ここからは、そんな国際文化学部の分野優秀者入試のポイントについてご紹介します。

自分なりの「突き抜けた成果」を磨こう!

出願資格で挙げた①~⑦の条件が、あなたの持つ「ある分野で秀でた能力」「突き抜けた成果」として、本入試で問われるものになります。このどれかに当てはまらなければ、そもそもこの入試を受験することができないわけですが、①~⑦の条件は非常に多岐にわたっており、「自分なりの」成果に向けて様々な分野を得意とする人が目指すことのできる条件になっています。

すでにそういった成果のある人、あるいは順当に成果を挙げられそうな人であれば、特段心配することはありませんが、「そうはいっても...」と悩んでいる方もいるかもしれません。そこで以下では、この受験資格突破について少しアドバイスを。

例えば、①の英語資格試験の条件でいうと、「TOEFL iBT 72点以上」あるいは「英検準1級以上」と、英語が得意な人にとっては、他の推薦型の大学と比較しても高すぎるハードルではないでしょう。また、⑥には「IPAによる資格試験」も含まれており、情報系の入門資格である「ITパスポート」も該当します。情報系に少しでも興味のある人にとっては、それほど難関な試験ではありません。今はまだ要件を満たしていないという人でも、これからの努力で挽回できるチャンスはあります。

「突き抜けた成果」と「志望理由」のマッチ度に気をつけよう!

ただし、一方で「実績があれば何でもいい」志望理由書は、①~⑦の出願資格の実績申告と「セット」になっています。もちろん①~⑦のどの分野であっても、いずれかの項目を満たしていれば出願条件は満たすことになりますが、その実績と自分の「志望理由」とがつながっているものであることがとても重要です。

志望理由書では、自分がどんな分野に関心を持ち、大学でどんなことを学修したいかについて書くことになりますが、その分野に関心をもった「きっかけ」や、そこから始めた「努力」の中で、①~⑦のいずれかの「実績」が登場する...というストーリーになっていると良いでしょう。そこが接続して初めて、「説得力ある志望理由書」になります。これは他の総合型選抜入試でも必要な条件にはなりますが、「各分野での優秀さ」が求められる本入試では、そういった自分の強みと志望理由との接続がより一層求められるでしょう。

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