法政大学国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。
法政大学の推薦入試は、学部・学科ごとに様々な入試制度が用意されています。この記事ではその中でも、国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試の概要や対策ポイントをご紹介します。
※以下の情報は2024年度入試時点のものです。入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:法政大学HP)
1. 法政大学国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試とは?
そもそも、SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試は「留学に行きたい」という強い志を持っている受験生向けの入試です。特に、ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国に行きたいと思っている方にはピッタリの入試と言えます。
入試要項にはこのような記述があります。
この入試制度は、ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のうち、いずれかの言語圏の文化に強い関心を持ち、かつ留学を希望する者で、留学先の国に対し積極的にアプローチしている者、またその関心内容や学習意欲について適切に表現できる者を受け入れるための制度です。
なおこの入試制度は、これから日本を起点とした異文化体験をしようという強い熱意のある者を志願者として想定しています。大学入学以前に長く滞在経験がある地域をSAの希望先に選ぶことは、この入試制度の趣旨にはなじまないものと考えます。
端的にまとめると、「これまでの留学経験そのものは問わないが、(もし経験がある場合は)すでに滞在経験のある言語圏にSAで行くのは望ましくない」といったところでしょうか。
歓迎されない例としては、「ドイツ留学の経験があり、SAでまたドイツに行く」が挙げられましょう。一方で、「中国留学の経験があり、SAでドイツに行く」のは入試の趣旨に反していないものと思われます。
2.法政大学国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試の内容
法政大学国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試は、以下の内容で行われます。
■法政大学 国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試の募集人員
25名
※専願(合格した場合は入学を確約できる者)
■法政大学 国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試の主な出願資格について
- 3年1学期(前・後期制の場合は前期)までの調査書(既卒者は卒業後に発行された調査書)の全体の評定平均が 3.5 以上であり、かつ「外国語」教科のいずれかの言語(英語など)の学習成績の状況が 4.0 以上の者。
※在学中に留学をした場合は、留学中の評価は算入しない。 - 本学部を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者。かつ、ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のいずれかの言語圏の文化に強い関心を持つ者。
- SAプログラム留学に際して、ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のいずれかの言語圏を希望する者。
■法政大学 国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試の一次選考について
一次選考は、書類審査になります。
主な出願書類
- 入学志願書
- 調査書
- 志望理由書(自己推薦書)
志望理由書では、以下の2点について合計1600字以内で書くよう求められます。
SA希望先について興味を抱いたきっかけとその後の学習歴(約800字)
SA希望先の言語・文化について、入学後、何を、どのように学びたいか(約600字)
※「SA希望先」については、下の「対策ポイント」の箇所で説明しています。
■法政大学 国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦入試の二次選考について
面接試験が実施されます。
面接の方式、内容についての事前公表は行われていません。
2022年度入試時点の情報では、面接は志願者1名につき2名で行われ、途中英語で質問されることもあったようです。
3. 法政大学国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦の対策ポイント
ここからは、そんな法政大学国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦のポイントについてご紹介します。
「なぜその国に行きたいか」を明確にしよう
SA自己推薦は、ドイツ・フランス・スペイン・中国・韓国・ロシアのいずれかの文化に強い関心を持つ者を対象としており、出願時点で留学先を決定し、入学後の変更は認められないものとなっています(「SA希望先」)。よって、自分が学びたい国を1つに定めるために、その言語・文化について詳しくリサーチし、他の国との比較も行ったうえで、なぜその国に興味を持っているのかを具体的に説明できるようにしましょう。
フィールドワークや研究内容のリサーチを通じて、その国への専門性を深めよう
志望理由書に、自分自身がどのような経験を通じてその国に興味を持ったのか、その興味・関心からどんな行動を起こしてきたのかを盛り込み、面接でも堂々と伝えられることがポイントです。書籍やインターネットといった「間接経験」だけでなく、やはり実際に現地出身の人と話したり、文化的行事に参加したり、現地に赴くなどの「直接経験」も重要です。
その上で、大学入学後、どのような研究を何のためにしたいのかや、留学中に深めたい内容を明確にしておきましょう。「自分は将来何をしたいから、そのためにどんな研究を法政大学や留学先でしたいのか」を語れることが重要です。「興味を持ったきっかけ・現在の興味関心・法政大学で学びたいこと・自分が将来取り組みたいこと」が一貫するように準備しておきましょう。
語学力・コミュニケーション能力をアピールしよう
いま現地の言語が話せるかが指標にならなくても、実際に留学に行くまでにできる限りの準備をして現地で言葉の壁を超えられるかは合否の判断材料になるでしょう。
そのため、その言語を勉強しているというアピールと、積極的なコミュニケーションで言葉の壁を超えられるというアピールをすることが重要になります。
書類選考と面接の両方で、その点を意識するようにしましょう。
この記事では法政大学国際文化学部SA(スタディ・アブロード)自己推薦について解説してきました。
入試の特性を理解したうえで、「留学に行きたい」という熱意を伝えましょう。
検討を祈ります。
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