法政大学スポーツ健康学部自己推薦入試の対策法をプロが伝授

法政大学スポーツ健康学部自己推薦入試の対策法をプロが伝授

法政大学スポーツ健康学部の自己推薦入試を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。

法政大学の特別入試は、学部・学科ごとに様々な入試制度が用意されています。この記事ではその中でも、スポーツ健康学部スポーツ健康学科の自己推薦入試の概要や対策ポイントをご紹介します。

※入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:法政大学HP

まず、この入試制度ですが、ここでは「未来のスポーツ界をリードする才能を発掘する」ことを目的に設計されており、学生には「スポーツと健康に関する深い理解と実践能力」が求められます。

スポーツ健康学部のカリキュラム

当学部のカリキュラムは、学問的な学びに加えて、「実技や実践的な研究」が大きな特徴です。具体的には、ヘルスデザインコースでは、人間の体を科学的に理解し、健康維持や増進に寄与する方法を学びます。スポーツビジネスコースでは、スポーツを産業として捉え、その経済的側面や文化的側面を深く掘り下げます。また、スポーツコーチングコースでは、プロのアスリートだけでなく、子供たちに対するスポーツの指導方法を学びます。

学部内には、先進的なスポーツ科学の研究設備や、健康管理をサポートするクリニック、アスリートをサポートする専用のトレーニングルームが整備されており、学生がさらに学びを深め、将来のキャリアに直結する経験を得ることができます。

スポーツ健康学部の卒業後は?

当学の卒業生は、スポーツクラブや健康関連企業、学校や公共施設での教育者など、多様なキャリアを持っています。もちろん「スポーツ分野の道へと必ず進まないといけない」というわけではありませんが、やはりスポーツを通じて「人の心身の健康に貢献したい」というビジョンを持って進路を決める学生が多いようです。

さて、次に自己推薦入試の中身を見ていきましょう。

1.法政大学スポーツ健康学部の自己推薦入試の内容

法政大学スポーツ健康学部の自己推薦入試は、以下の内容で行われます。

■法政大学スポーツ健康学部自己推薦入試 募集人員

20名
【理数系】理数系科目に優れた者7名 
【アスリート系】スポーツ成績に優れた者13名
※併願可

法政大学スポーツ健康学部自己推薦入試 主な出願資格について

【理数系】

  1. 3年1学期(前・後期制の場合は前期)までの全体の評定平均が 4.0 以上であり、「数学」の評定平均が 4.0 以上、かつ「理科」(物理・生物・化学)の1科目以上の評定平均が 4.0 以上の者。
  2. 「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ」「数学A」「数学B」の全てを履修している者。

【アスリート系】

  1. 3年1学期(前・後期制の場合は前期)までの全体の評定平均が 3.2 以上かつ「英語」の評定平均が 3.0 以上の者。
  2. 以下のいずれかに該当する者
    • 全国大会に出場した者、または出場が決定した者。
    • 全国大会と同等の大会に出場した者。

■法政大学スポーツ健康学部自己推薦入試 一次選考について

一次選考は、書類審査になります。
以下に詳細をまとめていますが、出願書類の勝敗を分かつ志望理由書では、それぞれの系統に併せて経験や能力をアピールすることとなります。
理数系は科学的なアプローチと数学的な解析能力をアピールし、アスリート系は自身の競技体験とそれがどのように自己成長に寄与したかを述べます。

主な出願書類

  • 入学志願書
  • 調査書
  • 志望理由書(自己推薦書)
    【理数系】
    「理数系に秀でていること」を具体的にアピールする内容を含み、1,000字以内で執筆
    【アスリート系】
    「自身の競技体験に関わること」を具体的にアピールする内容を含み、1,000字以内で執筆
    ※【アスリート系】のみ
    出願資格の(2)を証明する以下のいずれかの資料
    競技成績証明書、競技成績資料、大会説明書、活動計画書

■法政大学スポーツ健康学部自己推薦入試 二次選考について

  1. 筆記試験
    【理数系】スポーツ・健康領域に関する理数系の問題や小論文
    【アスリート系】スポーツ・健康領域に関する小論文
  2. 面接
    大学での学びについてが中心
    ※【アスリート系】は、「競技歴」についても評価されます。

二次選考では、筆記試験と面接が実施されます。
筆記試験は、理数系ではスポーツ・健康領域のデータ分析や問題解決が、アスリート系ではスポーツの社会的影響や健康に関する広範なテーマが取り上げられます。
また面接では、それぞれの専門性に応じた深い知識と熱意を示すことが求められます。

法政大学スポーツ健康学部の自己推薦の対策ポイント

ここからは、そんなスポーツ健康学部の自己推薦のポイントについてご紹介します。

自身のこれまでの経験を具体的に書こう

理数系であれば「理数系に秀でていること」、アスリート系であれば「競技経験に関わること」について、それぞれ具体的に志望理由書を執筆することが求められています。
志望理由では、これまでの経験を羅列するだけでなく、その経験から自身が何を考え、得たのか、あるいはその経験からどんな成長を遂げることができたのかが、説得力を持って伝わるものであることがカギとなります。
すでに一通りの経験を経てこれから入試準備をする皆さんは、これまでの経験を「意味付ける」作業を念入りに行なっていきましょう。

また、アドミッションポリシーに注目すると「『スポーツ健康学』に強い関心を持ち、将来、スポーツ指導やスポーツ支援などの活動を通じて、スポーツ振興と個人の健康づくりに貢献することを強く希望している者を受け入れる制度」と記載されています。
すなわち、「スポーツへの興味の強さ」「スポーツの実績を持っていること」だけを評価するのではなく、「スポーツの可能性を探求し、また多角的に捉え、社会をよりよくするためにどう貢献できるか」という視点を持った学生を求めているわけです。

部活動などで実績を積んだからこそ、その実績が直接結びつきやすいスポーツ健康学部。志願者の多くが、自身のスポーツ実績に自信を持っています。だからこそ、活動実績では差が付きづらく、スポーツをどれだけ「頭」で捉え、考え抜いてきたかに着目することが大事になると覚えておいてください。

出題傾向を踏まえ、2次試験対策を徹底しよう

2次試験では、理数系とアスリート系で試験内容が異なります。
両者とも、スポーツや健康に関わる質問が問われるものの、理数系についてはスポーツや健康に関わるデータや図などからの読み取りや計算問題も出題されます。
例えば、昨年度の問題であれば水中での体重から体脂肪率を導き出す計算式が問われるというものがありました。
日頃から、スポーツや健康に関わる情報収集に加えて、それらの「原理」の理解を深めたり、データから読み取る練習をしておきましょう。

アスリート系に関しては、オリンピックのようなスポーツ全体に関することや、スポーツとそれを取り巻く健康に関するテーマが筆記試験として出題されます。
昨年度は、「『オリンピックの3つのコンセプト』について自身の意見を述べよ」というものでした。
要するに、スポーツに精励してきただけでは合格に向けては不十分で、自身のスポーツ経験も踏まえつつ、スポーツ一般やスポーツと社会の関わりなどの知見を身につけることが重要です。
そのために、日ごろからニュースや記事を見たり、それに対する自分の意見を考えたりする習慣づくりをしておきましょう。

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