明治大学商学部公募制特別入試(大学入学共通テスト利用型)の対策法をプロが伝授!

明治大学商学部公募制特別入試(大学入学共通テスト利用型)の対策法をプロが伝授!

明治大学商学部の公募制特別入試(共通テスト利用型)の受験を考えているのですが、どのように対策をしていけばいいでしょうか。

明治大学の総合型選抜は、学部ごとに様々な入試方式が用意されています。その中でも商学部では、共通テストの結果を活用する公募制特別入試を実施しています。この記事では、そんな商学部公募制特別入試(大学入学共通テスト利用型)の対策法のポイントをご紹介します。

※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:明治大学HP

1. 商学部公募制特別入試(大学入学共通テスト利用型)の内容

この入試方式は公募制入試として「総合型選抜」に分類されていますが、実際には「共通テストの結果で合否判定する一般選抜」にとても近い形で実施されます。志望動機書を書く必要もなく、合否も主に共通テストの結果を用いて判断されます。一方で、一般的な「共通テスト利用入試」とは異なり、部門ごとの「出願資格」の時点でふるいにかけられます。

・4つの「部門」と募集定員

公募制入試は、4つの部門ごとに募集を行っており、志願者は自分が当てはまる部門を選んで出願することになります。各部門で募集条件と試験科目が異なるため、事前にしっかり確認することが重要です。

≪各部門と募集定員≫

  •  商業部門        (募集定員:15名)
  •  留学部門        (募集定員:8名)
  •  TOEFL利用部門     (募集定員:12名)
  •  国際バカロレア認定部門 (募集定員:5名)

・部門ごとの出願資格

【商業部門】

  • 商業学科や総合学科の高校で、教科「商業」を 20 単位以上の単位を修得する見込みがあること

【留学部門】

  • 高等学校在学中に留学経験があること
  • 教科・科目「留学」として 30 単位以上の 単位を在籍する高等学校で認定されていること

※大学入学共通テスト の外国語で「英語」の代わりに「ドイツ語」「フランス語」の受験を希望する場合は、以下の条件を満たしている必要があります。

  • ドイツ語の場合
    ドイツ語技能検定試験「2 級」以上を合格していること
  • フランス語の場合
    実用フランス語技能検定試験「2 級」以上を合格していること


【TOEFL 利用部門】

  • 出願開始日から遡って 2 年以内にTOEFL iBTを受験していること
  • 受験した TOEFL iBTのテストスコアの証明書を出願期間までに提出できること
    ※ (Special)Home Edition を含む。
    ※ 「MyBest Scores」の活用は不可。


【国際バカロレア認定部門】

  • 「国際バカロレア(IB)」認定校を卒業・卒業見込みで、ディプロマ・プログラム(DP)を学習していること


公募制入試では、部門ごとにそれぞれ出願資格が決まっており、「商業科の高校で専門教科を履修している」「留学して単位を取得している」など、急に準備できるものではない内容が多く出願資格になっています。一方、留学経験がなく、通常の高校に通っている皆さんでも、TOEFLを受験することで【TOEFL 利用部門】の出願資格は得ることができます。

また【留学部門】では、留学先で30単位以上の単位を取得することが求められているため、短期留学ではなく、留学先の学校に1年間在学留学してそこで単位をしっかり取ることが前提となっています。

・試験内容

公募制入試は、ほとんどの部門で共通テストの結果だけを用いて合否判定が行われます。ただし【TOEFL利用部門】については、共通テストの総合点にTOEFLスコアを「加味」して合否判定を行うとされており、TOEFLスコアにもある程度注意が必要です。

【商業部門】合計点:350点

  • 国語(古・漢なし)・・・100点
  • 英語(リスニングを含む)・・・200点を100点換算
  • 簿記・会計、または情報関係基礎・・・100点を150点換算

【留学部門・TOEFL利用部門・国際バカロレア認定部門】合計点:450点

  • 国語(古・漢なし)・・・100点
  • 英語(リスニングを含む)・・・200点を250点に換算
    ※留学部門のみ「英語」に代わって「ドイツ語」「フランス語」でも可
  • 世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治経済、倫理・政治経済、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・Bのいずれか1科目・・・ 100点
    ※2科目以上を受験した場合は、高得点の科目の成績を合否判定に利用。

※TOEFL利用部門は上記3教科の共通テスト総合点に、TOEFL iBTスコアを加味する。

■注意点

いずれの部門でも、英語は「リーディング」と「リスニング」の双方を受験することが必要で、いずれかを欠席した場合は英語の試験を受験しなかったものとみなされ、合否判定の対象外になると募集要項に明記されています。

2. 商学部公募制特別入試(大学入学共通テスト利用型)の受験戦略

商学部公募制入試(共通テスト利用型)は、通常の総合型選抜入試とは異なり、志望理由書や面接試験が課されない一方で、出願資格の制約がありチャレンジできる人が限られることが特徴です。ここからは、公募制入試にどういう人が適しているかと、その受験戦略についてご紹介します。

・【商業部門・留学部門・国際バカロレア認定部門】の出願資格を満たしている人は出願価値あり!

商業科などの高校に通っている人や、長期留学の経験がある人(今後その予定がある人)、国際バカロレアのプログラムで学習している人については、それぞれ対応する部門に出願することで、大学入試での可能性を広げることができます。この入試では、主に共通テストの受験によって合否判定が決まるため、通常の各教科の勉強をおろそかにしては合格できませんが、一般選抜以外の選択肢を持てることは、他の受験生に比べてひとつ有利になります。

ただし、共通テストに向けた対策を行う必要があるため、それに時間がとれられることになります。受験を検討する場合は、他に受験しようと思う入試形態も考えながら、共通テスト対策に時間をかけて問題がないか、事前に検討することが重要です。もしその他に受験するのが共通テスト対策が不要な総合・推薦選抜が中心なら、共通テスト対策は負担になることも考えられます。

・【TOEFL利用型部門】でも共通テスト対策が最重要!

TOEFL利用型部門では、出願資格としてTOEFLのスコア提出が求められ、合否判定でもそのスコアの良し悪しが「加味」されるとなっていますが、あくまで「加味」であるため、TOEFL利用部門でも他の部門と同様、共通テストでどれだけ得点できるかが合格するための最重要ポイントになります。どのように「加味」されるのか基準は公開されていませんが、共通テストの得点で並んでいる場合にスコアが参照されることが予想されます。どのような加味のされ方にせよ、まずは共通テストの各科目の対策に集中しましょう。

近年の大学入試では、英語4技能のスコアを出願資格や合否判定の材料とする受験方式が多くなっています。TOEFLもほとんどの入試でスコアとして認められるため、特に明治大学商学部への志望度が高い人は、TOEFLでのスコア取得を狙ってこの公募制入試に出願し、同時に他の受験方式でも有利に立ち回るというのも戦略の一つです。

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