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ICU(国際基督教大学)の入試の対策・勉強方法を知りたいです。

ICU(国際基督教大学)の入試の対策・勉強方法を知りたいです。

受験生です。第一志望校がICUなのですが、入試の内容が特殊でどう対策したらいいかわかりません。
色んなジャンルの問題が出るようですが、普段どのように勉強すればよいでしょうか?
また、帰国子女ではないのですが、入試の英語の難易度(特にリスニング)はどれくらいですか?英語の勉強法も教えてください。

ICUが第一志望とのことですが、まずICUのアドミッションポリシー(=入学者の受け入れ方針)をご覧になったことはありますか?
ICUのホームページ( 2018/06/15時点)には以下のような記載があります。

  • 文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力
  • 的確な判断力と論理的で批判的な思考力
  • 多様な文化との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力
  • 主体的に問題を発見し、果敢に問題を解決してゆく強靭な精神力と実行力

このような学生をICUは求めているわけです。これを踏まえて、ICUの入試の概観を見ていきたいと思います。

【目次】
  1. ICUの入試について
    1-1. 「人文・社会科学」「自然科学」を詳しく解説
    1-2. 「総合教養(ATLAS)」を詳しく解説
    1-3. 「英語(リスニングを含む)」を詳しく解説
  2. 勉強法
    2-1. 「人文・社会科学」「自然科学」「総合教養(ATLAS)」の対策
    2-2. 「英語(リスニングを含む)」の対策

1.ICUの入試について

さて、ICUの入試ですがまず出題される科目は一般入試のA方式の場合、「人文・社会科学」または「自然科学」、「総合教養(ATLAS)」、「英語(リスニングを含む)」です。
それぞれがどんな内容なのかを紐解きたいと思います。

1-1. 「人文・社会科学」または「自然科学」を詳しく解説

まずは、「人文・社会科学」について、内容はどちらかというと文章の読解能力が問われているような問題が多いです。
これはアドミッションポリシーでいう「的確な判断力と論理的で批判的な思考力」に対応する試験だと考えられます。

一般的に、私大文系の社会というと重箱の隅を突くような問題のイメージがありますが、ICUの「人文・社会科学」の場合少し異なります。
人文・社会科学で問われるのはどちらかというと国語力や論理的思考力です。
出題された文章を元に回答できる設問が多く、一問一答的な、用語や知識を知らないと解けないような問題はごく限られています。
文系の受験生が多いため自然科学を選択する人は稀ですが、自然科学もやはり出題形式が一般的な理系の入試とは変わっているので理系の受験生は注意しておきましょう。

1-2. 「総合教養(ATLAS)」を詳しく解説

世にも珍しい日本語のリスニング試験があるのがこの「総合教養(ATLAS)」です。
アドミッションポリシーでいう「文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力」に対応すると考えられます。

日本語のリスニングというのは、講義を聞いて理解したことを元に回答できるかを問う問題です。
内容も文系・理系を問わず多岐に渡ります。
しかし文系だから、あるいは理系だから知識がなくて解けないというような出題がされることはありません。

ところで例えば皆さんはナイチンゲールという人を知っていますか?
「クリミアの天使」とか「白衣の天使」とか、とにかくよく知らないけど看護師らしいということは知っている人は多いと思います。
ではナイチンゲールと聞いて統計学を連想した人はいますか?
ーおそらく少数だと思います。
実はナイチンゲールは統計学にも通じていて、イギリス軍の戦死者・傷病者の膨大なデータを統計学的に分析し、彼らの死亡の原因が実は戦闘で受けた傷そのものではなく、その後の衛生状態の問題であったということを導き出した人でもあるのです。

実はこれ、実際に生徒が受験した時のATLASの講義の内容の一部です。
内容からして「ナイチンゲール」とか「クリミア戦争」とか世界史で習ったような話と「統計」というおそらく数学で少しかじった知識が融合しています。
まさにICUの目指す文系・理系を超えた問題だと言えるでしょう。
そうは言っても数学や物理ができないと解けない問題は出ないですし、出たとしてもやり方は誘導がついていますから実際のところは簡単な四則演算ができれば問題ないはずです。

1-3. 英語(リスニングを含む)を詳しく解説

上の二つに比べればかなり一般的な入試に近いのがこの英語でしょう。
しかも他の難関大と比べても全てマークシートで英作文もないので楽なくらいかもしれません。
しかし、いかんせん量が多いためスピードが求められるのと、リスニングのスピードがほぼナチュラルスピード、かついろんな国のアクセントで読まれるので少し大変かもしれません。
アドミッションポリシーでいうと「多様な文化との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力」の部分に当たるでしょう。
だからこそ色々な英語に触れることが求められます。
実際にICUに入学すると、学生も、教員も、様々な国の出身の人たちがいます。
彼らと英語でコミュニケーションをはかることが入学後に求められているからこそ、このような英語の試験が課されるのです。

2.普段の勉強法

2-1. 「人文・社会科学」「自然科学」「総合教養(ATLAS)」の対策

「人文・社会科学」と「総合教養(ATLAS)」に関しては、基本的に国語と社会で現行のセンター試験で安定して9割取れる力があれば、過去問に目を通す程度で十分でしょう。国語に関しては小説は出ないので8割でも十分かもしれません。

もしICUのためにセンター以外で何か対策を、というのであれば読書量を増やしましょう。
様々な知識に触れておくこと、そして何より日本語の文章を正確に読み取る力を養うことができます。
読書といってもライトノベルを何冊読んだところで難しい感じの読みがわかるくらいしか得るものはないと思いますので、できれば新書ぐらいのものをオススメします。
高校生向けの岩波ジュニア新書とか、理系ならブルーバックスとかがおすすめです。

「自然科学」も同様、センターで確実に9割とる実力があれば過去問に目を通す程度で大丈夫です。
むしろ突拍子もない問題が出ることもあるのであまり傾向にこだわりすぎない方が良いです。

よく「ICUの入試は対策が難しい」と言われますが、そんなことはありません。
むしろ入試に向けた確かな基礎力、文系で言えば読解力とか論理的思考力とか、さえあれば「対策が要らない」のです。
だから何よりも大事なのは高校までの勉強をおろそかにしないことです。
用語や単語の暗記に固執するのではなく、本質追求、そして思考力を磨き上げることの方がよっぽど重要です。そういう点では、ICUが第一志望なら、むしろ国公立の上位大学あたりと同じ対策というのが効果があるでしょう。

2-2. 「英語(リスニングを含む)」

英語の入試のレベルは確かに他の私大と比べても高いです。
しかしこれもしっかりとした英語力が身についていれば何も怖いことはないのです。

具体的な対策としては、過去問以外にTOEFLのReadingとListeningの問題は使えると思います。
というのもICUが求める英語はAcademic Englishであり、これはTOEFLも大学レベルの英語力を図るという意味では目的が一致しているためです。
さらに入学後のクラス分けテストもTOEFL(ただしITP=PBTと同じ形式)なので入学後も役に立ちます。

またリスニングに関してはよく言われるTEDやBBC World News(いずれもネットで無料で聞けます)も使えると思います。
これらが役に立つのは、様々な国の様々なアクセントの英語に触れられるという点です。
TEDのスピーカーや、BBCのレポーターの中には英語のネイティブではない人も含まれます。
実際にICUの入試でも高校の教科書や一般のリスニングのテキストのナレーターのような「きれいな」英語ではない音声もたくさん登場します。
これは慣れないとなかなか聞き取れないので対策が必要かと思います。

いかがでしたか?これを読んでICUに向けた勉強の対策につながれば幸いです。

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