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慶應義塾大学の法学・経済学部志望です。小論文の準備や勉強法はありますか?

慶應義塾大学の法学・経済学部志望です。小論文の準備や勉強法はありますか?

慶應義塾大学の法学部・経済学部志望です。
小論文というものに触れたことがないのですが、あまり時間を割きたくありません。
小論文の参考書を読んで勉強しようと考えているのですが、参考書だけで大丈夫でしょうか?
通信の添削などに頼るべきでしょうか?

こんにちは。
慶應義塾大学の小論文対策についてですね。
こちらについては、学部によって非常に大きな差があります。
特にSFC(湘南藤沢キャンパス:総合政策学部・環境情報学部)を目指す場合はそうですが、質問者様(経済学部志望)のように日吉・三田の学部を目指す受験生も小論文の対策はしっかり行わなければ受験で不利になってしまいます。

結論から申し上げますと、どの学部に行くにしても「小論文は国数英理社とは違って勉強しなくても大丈夫、差がつかない」という考えは捨てましょう。
配点で考えても無視できませんし、小論文はほかの教科(とりわけ現代文と社会)の成績が安定していて、書き方さえつかめば少なくとも「苦手でなくす」ことは比較的容易です。

では、経済学部の過去問の傾向はどのようなものでしょうか。

経済学部の問題は比較的専門的な内容を含む、400字程度の論述問題になります。
基本的には課題文型(文章がまず与えられてそれを踏まえて自分の論理を展開する小論文の形)になります。
しかし、問題で問われることはミクロ経済学の価格理論の基礎的な内容や、統計学・ゲーム理論が頻出です。
可能であれば経済学や統計学の入門書に1冊ずつ目を通してみると、経済学・統計学の基本的な考え方をつかむことができるはずです。

つまりは、自分が志望する学部で何を学ぶのか、その学問(discipline)はどのようなものか、というイメージを事前に知っておくだけでかなり有利になるということです。

経済学部であれば経済学、といった様子で過去問などを見ながら適宜必要な知識のインプットを怠らないことが不可欠です。
(なお、しばしば経済学部と併願の受験生がいる為申し上げますが、商学部は小論文という名前でありながら実際は穴埋め問題に近い問題です。問題で問われる内容は経済学部と似ていますが、傾向が大きく異なるため注意してください。)

経済学部など、商学部を除く日吉・三田キャンパスの学部であれば、それに加えて課題文型の小論文に慣れる必要があります。
これはそれほど難しいことではありません。
主に気を付けるべき点は以下の4点になります。

  • ①筆者は本文で何を主張しているのか(課題文の要約)
  • ②設問は何を聞いているか(設問内容)
  • ③自分の主張をいかに説得的に描くか(説得性)
  • ④小論文の体裁を持った文章をかけているか(小論文のお作法)

このうち①②は現代文の記述問題的な能力ですね。
では③と④はどうでしょう。

結論から申し上げますと、④については一般的に販売されている小論文の参考書で非常に詳しく書かれているものが多数あるため、是非参考にしてください。
しかし、③についてはなかなか受験生自身で判断できないことが多いのではないでしょうか。

そこで重要になってくるのが添削です。
通信教育や学習塾の小論文講座が有効なのは特にこの③についてです。
もしそのようなサービスを使うことが時間などの理由で難しい場合には、学校や塾の国語の先生(いれば小論文担当の先生)にお願いできればしてみましょう。
また、説得性については客観的な視点で文章を読んでもらう、という点が最低限必要です。
もし以上の方法が難しい場合には保護者様などに見てもらうのも一つの方法だと考えます。
演習や添削を始めるタイミングですが、早いに越したことはありません。
最低でも高3夏くらいまでには一通り小論文についても最低限のスキルを身につけておくと、その後の受験勉強で足を引っ張ることはなくなります。

最後に補足ですが、「日吉・三田キャンパスの学部」と言っている意味ですが、それはSFCの問題は大きく形式が異なるからです。
こちらの問題は複数資料分析型と呼ばれるもので、比較的珍しいタイプの問題(ほかの例としては、九州大学共創学部など)になります。
こちらの問題については①~④に加えて「資料からいかに短時間で多くの必要な情報を見抜けるか」ということが問われます。
ある種のメディアリテラシーとでもいうべきでしょうか。

どこの学部を受けるにしても基本的な小論文のコツを抑えたのちは、過去問演習がメインになるかと存じます。
予備校ごとに解答が異なる場合があるほど"何を読み取るか"が難しい問題も少なくありません。
可能であれば通信講座や学習塾・予備校などで小論文対策授業を取ることをおすすめします。

もし学部を変更するなどの場合にも、そのたびにしっかり傾向を確認するようにしましょう。

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